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SF・FT・HR的な音楽

1名無しさん@おーぷん:2015/09/24(木)23:25:25 ID:3Mo()
Enigma MCMXC a. D.
Full Album (1990)
http://youtu.be/oSvaRuKhZJk
2名無しさん@おーぷん :2015/09/24(木)23:29:24 ID:3Mo()
>>1 は、かなりファンタジーっぽいかな?
今は似たような音楽が沢山あるけど、この種の音楽の最初のもの
3名無しさん@おーぷん :2015/09/26(土)13:34:30 ID:Pvk()
DELERIUM “ KARMA ”
http://youtu.be/sAMeXjeswWg&list=PLC5DF58B378E55371

明らかに>>1 の影響を受けたグループ。
アルバムの中でもゲスト・ヴォーカル Sarah Mclachlan の歌う“ Silence ”は名曲。
4名無しさん@おーぷん :2015/09/26(土)13:49:05 ID:Pvk()
E-Z Rollers “ Dimensions of Sound ”(1996)

http://youtu.be/ED6mBEEvW2s

いま聴くと少し懐かしさを感じる90年代テクノビート。
車の中から眺める未来都市の風景が走り過ぎていく感覚だろうか。
5名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)07:16:18 ID:Vw4()
Gary Numan “ Replicas ”
http://youtu.be/AIGn78YHfn8

1980年代初期の未来派テクノ音楽の代表格。
本人の外見的イメージの非人間性も手伝って大人気になった。
特に“ Down In The Park ”は今聴いても幻想的で良い。
6名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)11:25:05 ID:Vw4()
Iron Maiden “ Aces High ”
http://youtu.be/e1rlk4yaRZQ

歌詞は第二次世界大戦を扱ったもの。
戦闘機同士のドッグ・ファイトを想像するとSFアクション的で最高の曲。
7名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)14:10:12 ID:Vw4()
Within Temptation “ The Silent Force ”
http://youtu.be/aepv_A9FflQ

オランダのゴシック・メタル。
壮大な曲想とコーラスワークにヘヴィな重低音。
龍と魔術と戦闘の中世ヨーロピアン・ファンタジー世界を思わせる。
このバンドの最高傑作とされることが多いアルバム。
8名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)15:14:26 ID:Vw4()
テルミン狂想曲 第42楽章「悲愴」  
 [太鼓の達人]
http://youtu.be/E0VEqKve73w

ホラー。
といっても、これはギャグだと思うんだが子供は怖がるそうだ。
9名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)15:36:32 ID:Vw4()
その独特の音質を不気味に演奏することによってホラー映画のBGMとして有名になってしまった奇妙な楽器テルミン。
ハードロック・ファンならL.Z.のジミー・ペイジのライブ演奏で知っているはず。

Jimmy Page Plays Theremin and Violin Bow solo. 17th July 1977.
http://youtu.be/QtoVZ4eObg8


まあ、ホラーとしか言いようがない・・・・・
10名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)15:44:24 ID:Vw4()
ホラーな曲を2曲ばかり紹介したが、
実は科学技術史上で言っても画期的な初期の電子楽器の一つである。
演奏者の個性と技術によっては女声ソプラノとバイオリンの中間の様な美しい音楽を奏でることも出来た。

Clara Rockmore plays Theremin
Tchaikovsky  "Berceuse"
http://youtu.be/6-T2R830QnU
11名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)15:55:47 ID:Vw4()
開発者レオン・テルミンの人生もドキュメンタリー映画が作られたほどドラマティック。
ニューヨークで活動していたテルミン博士は公民権運動以前の時代に黒人女性と結婚しようとして周囲から大反対された。

Clara Rockmore plays Theremin
Bach "Air"
http://youtu.be/ZnGEXRmXXu8
12名無しさん@おーぷん :2015/09/27(日)16:11:01 ID:Vw4()
結婚を諦めたテルミンは、その後、彼の天才性を利用しようとするソヴィエト連邦政府に誘拐されてしまった。

>>10>>11>>12のクララ・ロックモアは、この楽器を最も見事に弾きこなせる演奏者であった。

Clara Rockmore “ Vocalise ”
http://youtu.be/WPZQi2m7i9Y

女声の音質と弦楽器の音質との電子的な融合音楽。
まさに生きるSF。
13名無しさん@おーぷん :2015/09/28(月)12:29:14 ID:FYb()
The M.T. Quarter “ Glass Finger ”
http://youtu.be/tYGTYCpcZsU

機械的躍動感が素晴らしい。
サイバー音楽の代表みたいな曲。
14名無しさん@おーぷん :2015/09/29(火)21:21:25 ID:jAD()

Portishead “ Dummy ”(Full Album)
http://youtu.be/XvBKcRu9eC8

1994年発表のデビューアルバム。
いま聴いてもSFともファンタジーとも分からない不思議な音楽性。
ライヴ活動を続けていくうちに電子音楽的な部分よりも
ヴォーカルのベス・ギボンズの中島みゆき的な情念が際立ってくるのだが、それはそれで良い。
15名無しさん@おーぷん :2015/10/01(木)01:15:18 ID:YlH()
Alice In Chains “ Alice In Chains ”(Full Album)
http://youtu.be/-qhxGU1_2hA

恐らく、このバンドの最高傑作。
サイケデリックな、おどろおどろしいホラー世界が展開。
奇妙なユーモアや最終曲の叙情も感動的。
そういえばジャケットでも、ひと騒動あった。
16名無しさん@おーぷん :2015/10/01(木)17:54:09 ID:YlH()
Ministry “ Twitch ”
http://youtu.be/XENb8ry_q_w&list=PLDA0D1BE22B2863CA&index=1

1985年の作品とは思えないほど先駆的(当然だが売れなかった)。
無機質で乾いた暴力的サイバー世界。

時代を考えると相当に過激なダンス・ミュージックだが、当時フロアで実際に踊っていた人がいたかどうかは知らない。
いま聞いてみると“ The Angel ”は叙情的にすら感じられるぐらいだが発表時は、これですら人間味が感じられなかった。


この無機質な音像にはアルバム1枚分も耐えられないという人には「オーヴァー・ザ・ショルダー」の12インチ・ヴァージョンだけでも聴いてみる事を薦める。

“ Over the Shoulder ” 
 (12 Inch Version)
http://youtu.be/2J0WtazHwQc&index=8&list=PLDA0D1BE22B2863CA
17名無しさん@おーぷん :2015/10/01(木)22:33:56 ID:YlH()
David Bowie “ The rise and fall of ziggy stardust ” (Full Album)
http://youtu.be/Muh1pk7xc2k

SF&ファンタジーというと絶対に外せないのがデヴィッド・ボウイ。
アルバム毎に自分のキャラクターを替えていた1970年代の傑作。
といっても名曲だらけという訳ではなく、ジャケットやファッションを含めたアルバム・コンセプトの完成度が高いという作品。
表題曲とスターマンは名曲として名高い。
18名無しさん@おーぷん :2015/10/03(土)00:13:17 ID:ZXj()
David Bowie “ Low ”
(Full Album) 1977
http://youtu.be/WsELFp6s-lo

デヴィッド・ボウイとSFと言えば外せないのが、映画「地球に落ちてきた男(1976年)」。

今となってはA面とB面が別々のコンセプトで作られているLP時代の曲構成は古さを感じるかもしれない。
ボウイと書いたが実際にはブライアン・イーノとの共作である。

このアルバムは映画のサウンドトラックとしては使われていなかったかもしれない(記憶が曖昧でスマソ)。
しかし、LPレコードのB面4曲は、あの耽美で退廃的なSF映画と同じ世界にある。
特に耽美的世界に浸りたい人には上記URLの 19:30~ 以降を聴いてみると良いと思う。
19名無しさん@おーぷん :2015/10/03(土)20:39:21 ID:ZXj()
David Bowie - "HEROES"
(Full Album) 1977
http://youtu.be/Fmw7gSDRnTA

“ LOW ”の続編と言えるB.イーノとの共作。
SF的観点から言えば、まだ電子楽器の種類も少なく、電子音楽の方向性も定まっていなかった時代である。
そのためジャーマン・テクノの影響を受けた前作はかなり前衛的だと捉えられていたようだ。

本作はタイトル曲が特に有名で、多くの歌手にカヴァーされている。
しかし、誰も本家スタジオ・ヴァージョンを超えた事は無いのではないか?
LPレコードでいうA面の5曲はD.ボウイ以外の誰にも出来ないような凄まじい迫力の歌唱だ。
当時のロックファンに衝撃を与えた前作B面を再構成しようとして失敗したような本作の6曲目~9曲目は棚に上げて置く。

そもそもデヴィッド・ボウイはボブ・ディランの影響を受けてデビューした「歌もギターも、あまり上手くないアイドル歌手」の一人に過ぎなかった。
1970年以前の曲を聴くと、声が良いとは言えず、急に高くなったり低くなったりしていて自分でコントロール出来ていない。
言っちゃ悪いが、現在の「ブリティッシュ・ゴット・タレント」や「X-ファクター」に出場したとしたらワンコーラス目で退場になる程度の歌手だろう。

それから10年ぐらい「自分以外の誰か」になろうとしていた音楽的アイドル俳優デヴィッド・ボウイが遂に到達した本領が本作のA面曲だと思う。
音楽テクノロジーは時代によって更新されていくが本気の歌は古くならない。


最後10曲目は不思議と褒めている人が少ない美しい曲。
20名無しさん@おーぷん :2015/10/05(月)00:53:30 ID:laC()
Cocteau Twins
“ Ivo ”
“ Lorelei ”
http://youtu.be/1F9UTZcLPb4

初期コクトー・ツインズの最高傑作アルバム“ Treasure ”(1984)を聴いて欲しかったのだが
Youtube にフルアルバムが見付からないので冒頭の2曲を。

これは80年代ニューウェイヴ史の大傑作なので
出来ればアルバムを買って最初から最後まで聴いた方が良いと思う。
たくさんの妖精が浮遊しているような現実離れした美しいファンタジー世界。
意外にもアルバム中にはドラムサウンドがハードな曲も入ってます。
21名無しさん@おーぷん :2015/10/07(水)02:43:57 ID:itx()
Mike Oldfield “ Tubular Bells (Part One) ”
(1973)
http://youtu.be/1LFCG7kOsxE&list=RD1LFCG7kOsxE#t=0


イントロ部分は「ホラー映画の歴史的傑作『エクソシスト』の挿入曲として有名」とされている。
だが、あの映画の中では特に印象的なシーンで使われているわけではない。

むしろ映画に使われる前年に、このような無名の新人の作ったインストゥルメンタル主体のアルバムが全英チャートNo.1 になっていることの方が重要だろう。
プログレッシヴ・ロックの全盛期でなければありえない巨大ヒットだった。

LPレコードのA面が“ Part One ”であって、B面が“ Part Two ”


Mike Oldfield “ Tubular Bells (Part Two) ”
(1973)
http://youtu.be/wKgVtDhzScI&index=2&list=RD1LFCG7kOsxE

アルバム全体としてはホラーっぽさは僅かで「古きよき英国ファンタジー」の趣きが強い。
22名無しさん@おーぷん :2015/10/07(水)02:51:26 ID:itx()
マイク・オールドフィールド自身は「十代の頃の精神状態が反映され過ぎた」という反省(?)からか、
後になって、この長い組曲を4回も録音しなおして発表している。
もちろんライヴでも長期に亘って演奏し続けてきたわけだから、この拘り様はちょっと病的である。

セルフ・リメイクするたびに音楽的な完成度は高くなっていくのだが、段々とパワー・ダウンしているような印象もある。
下は>>21の30年後に発表された4回目のスタジオ録音版。

Mike Oldfield “ Tubular Bells 2003 ”
http://youtu.be/3IhNucymsq4
23名無しさん@おーぷん :2015/10/07(水)12:57:57 ID:LpZ
The Walking Dead Season 5 Opening Credits
http://youtu.be/NUUJbtk0uS4

The Walking Dead Theme Song
(Full Chorus)
http://youtu.be/RxPQaoCg5NE
24名無しさん@おーぷん :2015/10/10(土)02:22:53 ID:oq2
興味深い
25名無しさん@おーぷん :2015/10/10(土)16:42:27 ID:ybc()
Wishbone Ash “ Argus ”
Full Album (1973)
http://youtu.be/rH244IPXySE

ウィッシュボーン・アッシュの最高傑作とされる。
1970年代には二人のギタリストのソロ合戦が高い評価を受けている。
この時代のイギリスと欧州各国のハードロック・バンドは、どれも何らかの中世ファンタジー世界を持っていた。
それが、あまりにも現実社会と懸け離れていた為に若者達の反発としてロンドン・パンクが始まったりしたのだが、
この作品の当時はまだまだ職人的な演奏技術や現実離れしたファンタジー世界は歓迎されていた。
26名無しさん@おーぷん :2015/10/10(土)16:50:45 ID:ybc()
Within Temptation “ The Heart of Everything ”
(2007)
http://youtu.be/H8_QN4mUX2o

>>7 で紹介したウィズィン・テンプテイションの結成10年目のアルバム。
牧歌的とも言える1970年代初期のロックバンド>>25と聴き比べると、
ロックシーンに於ける中世ファンタジー世界観の変遷が良くわかる。
27名無しさん@おーぷん :2015/10/12(月)23:10:43 ID:mRZ
いいね
28名無しさん@おーぷん :2015/10/13(火)22:42:13 ID:3fL()
Ministry “ Land of Rape And Honey ”
(1988)
http://youtu.be/YBi8U9hJy-E&list=PLA2C50F49C2CC23E3

>>16の次作。
タイトルからして倫理的問題がある。
サイバーパンク音楽の真髄。
テクノの論理的な冷徹さを破壊するメタルギターのリフレインの激しさ。
当時はパンク~ニューウェイヴ~テクノの流れと、ハードロック・ヘヴィメタルとの人間性が対立していたので、かなりの批判を浴びた。
こんな融合音楽は有ってはならなかったのである。

そして、ここから「インダストリアル・メタル」という新たなジャンルが始まってしまう。
29名無しさん@おーぷん :2015/10/14(水)05:09:41 ID:WKi()
同じ曲だが上はアニメ作品のオープニング。
下はフルコーラス。

攻殻機動隊OP
http://youtu.be/jJhsE3sKPik

Origa “ Inner Univers ”
http://youtu.be/zHSIa5kpUVA
30名無しさん@おーぷん :2015/10/14(水)07:01:32 ID:WKi()
Game Of Thrones "Official" Show Open (HBO)
http://youtu.be/s7L2PVdrb_8

これは音楽的には普通のオーケストラ曲だと思うが映像が面白い。
都市の武力(人間関係)を模型的に描いている。
31名無しさん@おーぷん :2015/10/14(水)23:26:03 ID:WKi()
Front 242 “ Quite Unusual ”
http://youtu.be/urd8tG0xvoM

90年代的なテクノ音楽の典型例だろうか?
この時点では「ダンス・ミュージック」=「明るく楽しい音楽」という訳ではなかったのである。
恐らく、こういった陰鬱なダンス・ミュージックはクラフトワーク辺りから始まっている。
32名無しさん@おーぷん :2015/10/15(木)22:28:40 ID:PuM()
(Full Album + Bonus Tracks)
(1974)
http://youtu.be/MbKAHr6H9fs

話の流れ上からクラフトワークを貼らないわけには行かなくなった。
実際には電子音楽の創始者はたくさん居るのだが、その方向性を決定付けたのはドイツのDIY集団クラフトヴェルクである。
彼らは既存の楽器に満足出来ずに電子楽器を自作して演奏していた。

このアルバムは英米の電気楽器(※)主体のロック全盛期に発表された。
アナログ電子楽器を全面的に使った画期的なスタイルでロック・クラッシックを跨いで音楽シーンに衝撃を与えた歴史的傑作である。
が、今聴くとテンポが鈍く退屈なのは仕方がない(入眠時には悪くない)。

古典的傑作というのは広範囲に影響を与える為に多くのフォロワ―達に乗り越えられてしまう。
そのために現在の視線で見ると当時の衝撃性が全く無くなっているものなのである。
現代人がオーソン・ウェルズの映画「市民ケーン」を観ても何が傑作なのか理由が解からない。

だが解かる方法はある。
その作品と同時代の別作品にたくさん触れることだ。
比較対象を現在の作品にしてしまえば陳腐なのは当然であって、実際には作品は作られ発表された時代との関係で語られなければ真価は解からない。
33名無しさん@おーぷん :2015/10/15(木)22:33:24 ID:PuM()
>>32
※電気楽器と電子楽器は異なる物である。
エレキ(電気)ギターは弦の振動を電気的にピックアップしてアンプ(リファイアー)で増幅する。
エレクトリック(電気)・ピアノも同じである。
これはマイクを通したドラムやヴォーカルと同じで音源は物理的な音を発している。

一方、電子楽器は音源自体が電気的に作られているので
物理的に振動するギターの弦や太鼓の膜や管楽器の管などは存在しない。
電気(エレクトリック)楽器と電子(エレクトロニック)楽器は音の増幅や加工は共通点があるが音源に対する考え方が全く違う。
34名無しさん@おーぷん :2015/10/15(木)22:44:43 ID:PuM()
Kraftwerk “ Radio-Activity ”
(Full Album + Bonus Tracks)
(1975)
http://youtu.be/4kEti-BB4Pw

全体的には前作の延長線上にある音楽だと言って良い。
音がクリアになったのは単純に技術的な進歩だと考えて良い。
が、13:40から始まる4曲目“ Airwaves ”のダンサブルな躍動感は前作には無かった方向性である。

このバンドについては既に音楽雑誌やインタヴュー、単行本、ラジオやTV、wikipediaなど、あらゆるメディアによって語りつくされてきた。
なので今更、私が付け加えることなど何も無いのだが
SF的観点からすると「何故、電子音楽が創られなければならなかったのか?」というのは素朴かつ重要な問題である。
35名無しさん@おーぷん :2015/10/15(木)23:23:05 ID:PuM()
Kraftwerk “ Trans-Europe Express ”
(Full Album + Bonus Tracks)
(1977)
http://youtu.be/i7i83yoQSo0

不滅の傑作「ヨーロッパ特急」。
流石にこれを無視してSFと音楽の歴史的関係性を語るのは無理がある。

3曲目の“ Showroom Dummies ”だけは少し違う感じもあるが、
全体的に統一されたコンセプトが貫かれておりプログレ的なトータル・アルバムとしても素晴らしい。
時代性を考えれば「竜と魔法と剣」のファンタジー性から最も離れたSF的音楽といって良いのではないか?



さて、「何故、電子音楽が始まってしまったのか?」という疑問であるが、幾つかの説がある。
単に産業革命以降の技術的な進歩であったというような説、
物珍しいから一時的に流行ったというような説、
SF小説的な「未来への憧れ」がヒットを生んだという説。

どれも一聴に値する。
実際、そういう側面がたくさん発見されるからである。

だが、ここでは論理的に「そう成らざるを得なかった」という話をする。
36名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)01:28:56 ID:G6B()
世界中どんな地域の民族にも独自の音楽があり、それぞれの音楽理論がある。
邦楽の陰旋法・陽旋法とインドやアラビアの音楽理論が違うのは民族と歴史が違うのだから当然である。
37名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)01:31:58 ID:G6B()
ヨーロッパでは古代ギリシャ時代からピュタゴラス等によってリズムや和音の研究が行なわれていた。
始めは素朴だった音楽は徐々に高度になり、
教会音楽・少年声楽・大音楽団などの様々な発展を迎える。

その間に理論的な追求が行なわれ、
やがてベートーベン・ワーグナー・ブルックナー等の壮大な交響曲が創られるまでになった。
38名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)01:35:46 ID:G6B()
細部に亘る音楽理論の高度化が進むことで
20世紀には理論の方が現実の音楽を超えてしまうようになってきた。

そこで、ドイツの一部の作曲家たちが
「理論の証明の為に曲を作る」という本末が転倒した思想を持つようになったのである。
39名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)01:42:17 ID:G6B()

「理論とは純粋で存らねばならない」

ここで問題になったのが演奏者の人間性である。
ヴァイオリニストでもピアニストでもドラマーでも同じだが、人間である以上は「個性」がある。
純粋な音楽理論の証明のためには演奏者の個性は邪魔だ。
それは排除されなければいけない不純物である。

「個性のある人間なんかに演奏させてはならない」
40名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)01:43:15 ID:G6B()

では、どうすれば良いのか?

「無個性な機械に演奏させよう」
41名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)01:45:10 ID:G6B()
第二次大戦後のテクノロジーの発展によって「音楽理論を電気的・電子的に表現する」という思想が起こってきたのである。
特にヨーロッパではオルゴールなどの自動演奏機械の歴史が物を言ったようだ。

つまりポピュラー・ミュージックからではなくクラシック・ミュージックから始まったのが電子音楽である。
クラフトヴェルクの中心人物の二人も貧乏人のロック畑ではなく裕福なクラシック村からやってきた。
42名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)02:06:35 ID:G6B()
Kraftwerk “ Kraftwerk ”
(1970)
http://youtu.be/E4b0-juTiQ8

Kraftwerk “ Kraftwerk 2 ”
(1971)
http://youtu.be/YXgvsUjstXY

彼等の表現は英米を中心としたポップ・ロック音楽とは全く違っていた。
43名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)02:09:56 ID:G6B()
実は当時ジャーマン・プログレ等と言われていた音楽は、どれもポピュラー・ミュージックの流れからは懸け離れていた。
44名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)02:10:18 ID:b2U
ただの音楽好きではないな
45名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)02:11:57 ID:G6B()
だが、クラフトワーク以外のどのバンドも世界的な成功を治めることは無かった。
46名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)02:16:51 ID:G6B()
音楽シーンに於けるクラフトワークの存在の重要さは理屈っぽいヨーロッパの白人に感心された事ではない。
彼等の音楽を聴いたアメリカの黒人たちが「こいつはファンキーだぜ!!」と踊りだしてしまったことにある。


Afrika Bambaataa & Soul Sonic Force - Planet Rock
http://youtu.be/9lDCYjb8RHk


Afrika Bambaataa “ Planet Rock ”
http://youtu.be/hh1AypBaIEk
47名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)02:19:52 ID:G6B()
完全に理論が先行した形で始まった電子音楽が最先端のダンス・ミュージックとして楽しまれる、
というのは奇妙なことだったが歴史的事実である。
48名無しさん@おーぷん :2015/10/20(火)02:30:12 ID:G6B()
もっと奇妙だったのは日本人の動向であろう。
これに関しては別に一考を必要とする。
アメリカ黒人の反応とは全く違っていたからである。
49名無しさん@おーぷん :2015/10/22(木)00:29:12 ID:2be()

Metallica “ Enter Sandman ”
[Official Music Video]
http://youtu.be/CD-E-LDc384

ヘヴィメタル史上の不朽の名曲エンター・サンドマン。
この歌詞がファンタジー・ホラーだというのは案外知られていない。
50名無しさん@おーぷん :2015/10/27(火)17:08:51 ID:eYQ()

Yes “ Close To The Edge ”
http://youtu.be/GNkWac-Nm0A

ほとんどが前奏じゃないか、などと言われる「危機」であるがB面は悪くない。
51名無しさん@おーぷん :2015/10/28(水)05:20:21 ID:Uz8()
Emerson, Lake & Palmer “ Tarkus ”
(1971)
http://youtu.be/WKNOlDtZluU

英プログレの異色バンドELPの初期代表作。
他のバンドはギタリストが重要な位置に居たがELPにはギタリストが居ない(多少はグレック・レイクが弾いている)。

元々キース・エマーソンのピアノスタイルは非常にパーカッシヴ(衝撃的)なもので他人には似ていない。
彼の若さとモーグ・シンセサイザー(日本では『ムーグ』と発音されていた)の発明時期が重なったのは歴史的な幸運である。
これ以降モーグ・シンセの音とエマーソンの演奏スタイルは切り離せないものとなっていった。

前身バンドでもエマーソンのスタイルは変わらないのだがリズムが弱かった。
エマーソンの衝撃的なモーグ・シンセ音に反応するカール・パーマーのドラミングこそバンド編成の妙。
ELPではリズムの主導権を握っているのはドラマーではなくキーボーディストである。
このアルバムのタイトルはイラストの怪物のことだが、重要なのはELPの音楽スタイルがここで確立した事であった。
52名無しさん@おーぷん :2015/11/03(火)23:28:01 ID:ttw()
Yes “ Fragile ”
(1972) full album
http://youtu.be/87xx5pzHDlY&list=RD87xx5pzHDlY

冒頭の" Roundabout "と最終曲" Heart Of The Sunrise " で有名な傑作。
一般的には>>50の「危機」よりも高い人気を誇る。
演奏技術はかなり高度なもので現在でもバンドでのコピーは難しい。
ジャケットの絵はファンタジーっぽいが曲の論理的構造とリズムの激しさはアクションSFを連想させるのではないか?
53名無しさん@おーぷん :2015/11/15(日)13:59:49 ID:Q6W
Flash - Queen (Official Music Video)
http://youtu.be/MS4_Z84-rRE
54名無しさん@おーぷん :2015/11/20(金)19:47:09 ID:nqq()
Yes “ 90125 ”
FULL ALBUM
(1983)
http://youtu.be/QJIwU5QyCtQ

YESの再結成第一弾アルバム。
大ヒットしたシングル" Owner of a Lonely Heart "が有名。
アルバム全体として多重録音されたジョン・アンダーソンのヴォーカルが印象的だが、驚くほど70年代臭がしない。
YESとしては割りに短めで聴き易い曲が並んでいる所がヒットの理由の一つであろう。
レコーディングの主導権を握っていたのは若き新メンバー、トレバー・ラヴィンだと思われる。
" Our Song "などは日本アニメの主題歌になってもおかしくないポップさである。
しかしSFとプログレのファンとしては " Changes "や. " Leave It "のドラマティックな曲展開に注目してしまう。
55名無しさん@おーぷん :2015/11/20(金)21:06:03 ID:nqq()
Emerson, Lake, and Palmer “ Brain Salad Surgery ”
Full Album
(1973)
http://youtu.be/pmtWExgQYs4

EL&Pの最高傑作は何か?というのは難しいところである。
人によっては「展覧会の絵」であろうか?

このアルバムはH.R.ギーガー・デザインの観音開きジャケットで有名(骸骨面を開くと女の顔が出てくる)。
楽曲の内容はジャケットのイメージ程おどろおどろしい訳でもなく、ポップそのものという" Benny the Bouncer "なんていう曲も入っている。

三部構成の "Karn Evil 9 ”の“ 1st Impression "がパート1,2に分かれて記録してあったのはLPレコードの収録時間が限られていた為。
片面に“ 1st Impression "から“ 3rd Impression "まで全曲は入り切らなかったのである。
そのため、この部分はCDでは繋がって収録されている。

「曲展開の構造的な論理性」を追求することが多かった当時のプログレ及びハードロック・バンドたちの中でEL&Pはスピードと音の質感との快感に特化したような曲が多い異色な存在であった。
部屋の中でじっくり聞き込むピンクフロイド等に比べるとEL&Pの曲はカーステレオに入れて高速でブッ飛ばすのに向いている。
56名無しさん@おーぷん :2015/11/20(金)21:16:13 ID:nqq()
最近、腰痛のためにMRI検査を受けたのだが、機械に固定されていた20分ほどの間に聞こえ続けていたのは>>42のクラフトヴェルクそっくりなサウンドであった。
これも彼らの未来予測が当たった事の一つなのだろうか?
57名無しさん@おーぷん :2015/11/20(金)21:40:29 ID:nqq()
Kraftwerk “ The Man-Machine ”
Full Album + Bonus Tracks
(1978)
http://youtu.be/NL3NqfFTec8

これが当時の電子音楽の最先端だと思うと現在との技術的落差に驚かされるかもしれない。
日本では同じ年にYMOがデビューしている。
アメリカでも様々な電子音楽が登場してきた為にクラフトヴェルクは徐々に時代遅れになって来ていた。
しかし音数は少ないが現在のダンスに特化した下手なラップ・ミュージックなんかより余程メロディアスで叙情的なリズム表現である。
「人間と機械の融合」というSF的コンセプトとしては後進の音楽家たちに越えられてしまっていたかもしれないが、いま聴くと非常にポップで良い。
58名無しさん@おーぷん :2015/11/22(日)22:30:51 ID:KDT
>>57
>>これが当時の電子音楽の最先端だと思うと現在との技術的落差に驚かされるかもしれない。
そんなことはない
ベンチャーズのテケテケサウンド聞いたときに未来を感じたくらいだから
59名無しさん@おーぷん :2015/11/26(木)11:14:58 ID:apy()
Ministry “ ΚΕΦΑΛΗΞΘ (Psalm 69) ”
Full Album
(1991)
http://youtu.be/K-jR-9o0cew


電子リズムに乗った暴力的メタルギター。
歪み切ったヴォーカルとノイズ。
MINISTRY 自身が開拓したジャンルであるインダストリアル・メタルの最高峰の一つ。

テクノの変種として技術的に優れているだけでなく、70年代パンク的不良性とメタルの筋肉暴力性が一体化しているスタイルは極めて新しかった。
1990年代初頭にサイバーパンク世界を体現した狂気の傑作アルバムである。

このアルバム以降のミニストリーは徐々に曲のスピードが遅くなっていき、
サウンドの革新性もナイン・インチ・ネイルズやKMFDMなどに追い抜かれていくようになる。
60名無しさん@おーぷん :2015/11/26(木)12:04:38 ID:apy()
Enya “ Orinoco Flow ”
(1988)
http://youtu.be/Lg1t56JucE4

ケルト民族を扱ったNHKのドキュメンタリー番組で使われた音楽が日本でのデビューと言って良い。
“ ENYA ”もしくは“ CELTS ”というアルバムだが1~2分の短い曲がたくさん入っていて、いま聴いてみるとエンヤらしさはあまり強くない。
しかし、それを聴いたプロデューサーが「何年かかってもいいからアルバムを作ってくれ」と頼み込んで実質的なデビューアルバム製作に取り掛かる。
これは、そのアルバムからのシングルヒット。

ファンタジーといえばエンヤの音楽が思い浮かぶ人は多いはず。
アイルランド民謡だけではなく様々な民族音楽や伝統的なクラシック音楽を融合した独特の音楽は世界中で高い評価を受けている。
多重録音マニアな彼女は曲の製作期間が長いためアルバムの数は多くない。
だが世界的に人気があるために現在では城に住むぐらい裕福らしい。
日本だと天皇・皇后両陛下がファンなのも有名。
61名無しさん@おーぷん :2015/11/26(木)17:05:30 ID:I3p
>>58
さすがにそれはない
62名無しさん@おーぷん :2015/11/27(金)07:14:01 ID:hQ7()
Vangelis “ Blade Runner Theme ”
http://youtu.be/ccJJ0uxigVA

時代性を考慮すると音楽的に新しかったわけではないが電子音楽とSF映画の相性の良さを象徴するような映像。
63名無しさん@おーぷん :2015/11/27(金)07:20:28 ID:hQ7()
Vangelis “ Blade Runner End Theme ”
http://youtu.be/JAwo7DPUFUM

曲としては上のものより、こちらの方が有名。
64名無しさん@おーぷん :2015/11/27(金)07:43:00 ID:hQ7()
Vangelis “ Blade Runner Blues ”
http://youtu.be/RScZrvTebeA

ブレードランナーで最も有名な曲
65名無しさん@おーぷん :2015/12/03(木)20:56:54 ID:op9()
Scraping Foetus Off The Wheel “ Hole ”
Full Album
http://youtu.be/4lnWF5q_E4s

アルバム毎に名義が変わっていたりしてイマイチ活動の全貌が解かり難いジム・フィータス。
クラフトワーク等の発明によるクールな電子音楽を凶暴化させた犯人の一人として歴史に名を残すのは間違いない。
基本的に下品なので嫌いな人はひたすら嫌いな音楽。
66名無しさん@おーぷん :2015/12/03(木)21:16:35 ID:op9()
Foetus Interruptus “Thaw ”
FULL Album
1988
http://youtu.be/lY-as2MME90

1980年代の前半からインダストリアル・メタルの先駆けを行なったジム・フィータス。
これは1988年の傑作。
大量の雑音と下品な声を全部聴くのがキツいという人もいるだろうがロックミュージックが電子音楽を吸収していった過程を知りたければアルバム最後の“ A Prayer For My Death ”だけでも聴いてみると良い。
67名無しさん@おーぷん :2015/12/08(火)21:26:55 ID:GxI()
Enya “ Only Time ”
(Official Music Video)
http://youtu.be/7wfYIMyS_dI

エンヤのキャリアの中でも有名な1曲。
ビデオも美しい。
68名無しさん@おーぷん :2015/12/10(木)21:18:57 ID:HdZ()
Hans Zimmer “ Batman - The Dark Knight Theme ”
http://youtu.be/B4XGvrrz8_Y

クリストファー・ノーラン監督の傑作「ダーク・ナイト」。
音楽的には新しいわけではなく古典的なオーケストラ曲である。
69名無しさん@おーぷん :2015/12/15(火)11:48:31 ID:IIW()
PIG “ Praise the Lard ”
Full Album
(1992)
http://youtu.be/RjSqY11CjsU

イギリス人、レイモンド・ワッツのソロ・プロジェクト「PIG」。
彼はジム・フィータスの弟子筋に当たる人物である。
若く背が高くハンサム(本物のライヴを最前列で見たので間違いない)で激しくもポップである。
また、シンセサイザーによる弦楽器重奏音と声楽表現のオーケストレーションでは師匠を凌いでいる。

このアルバムも電子ストリングスを多用したクラシカルなメロディからブルーズ・ロック・アラビア風音楽まで非常に幅広い表現をしている。
南米系のリズム表現が多いのも他のインダストリアル・バンドと一線を画す個性で、この頃にこんな事をやっているミュージシャンは居なかったはず。

電子音楽の新しい地平を切り開いた人物として記憶されて良い。
明らかにミニストリー系列とは離れた個性的な音楽である。

しかし終始ヴォーカルが師匠譲りのダミ声なのは仕方ないのだろうか?
曲によってはストレートに歌ったほうが良いと思えるのだが・・・
70名無しさん@おーぷん :2015/12/15(火)12:06:37 ID:4Oq
冨田勲 ドーン コーラス
http://youtu.be/rK7gNeVhKtE
71名無しさん@おーぷん :2015/12/15(火)14:02:32 ID:IIW()
LED ZEPPELIN “ No Quarter ”
http://youtu.be/RKOngTfTMs0

ZEPの5枚目のアルバム(ややこしいのでタイトルは省く)から名曲ノー・クウォーター。
このスタジオ・ヴァージョンでは7分程度なのだがライヴだと20分を越える事が常識化していて場合によっては30分を越える。

普段はベーシストとして目立たないジョン・ポール・ジョーンズのキーボード・プレイ(特にライヴではピアノソロ)が素晴らしい。
72名無しさん@おーぷん :2015/12/19(土)04:55:41 ID:Xop()
LED ZEPPELIN  “ Achilles Last Stand ”
(1977)
http://youtu.be/qnXh8mwdM_E

ZEPのファンタジックな曲というと「天国への階段」が最も有名なのだと思う。
が、ここでは「アキレス最後の戦い」を紹介しておく。

組曲でもないのに10分間を超える曲で現在ではあまり見かけないタイプの音楽である。
敢えてZEPマニアとして言わせて貰うと、初期に比べてヴォーカルの迫力がいまひとつなのはロバート・プラントが交通事故で車椅子に座ったままスタジオ入りしていた為。
個人的にはプラントの体調が完全に回復して前期のような迫力で録音して欲しかったアルバム。

録音時の事情はともかく、この雄大な曲想とファンキーなリズム表現は今聴いても素晴らしい。
恐らくアイアンメイデンのトゥルーパーなどにも影響を与えた名曲である。
73名無しさん@おーぷん :2015/12/26(土)13:32:51 ID:KSh()
PIG “ The Swining ”
(1993)
http://youtu.be/XpRMaydtunI

ネオアコースティック・バンドのヒット・パレードのベーシストでありながらインダストリアル・メタルのKMFDMに参加するという多面的な活動をしていたレイモンド・ワッツのソロ・プロジェクト「PIG」。
ミニストリー等それまでのバンド達が電子音楽に対して距離を置いて構えているような姿勢だったのに対して彼のアプローチは非常に肉体的であり、かつポップであった。
基本的には電子楽器を使いながらも、パンク・ヘヴィメタル・クラシック・ジャズ・ラテンダンス等々、このアルバムに込められた音楽性の幅広さは驚くべきもので当時の音楽ファンたちの度肝を抜いた。
メロディアスでポップでありながらも同時に極めて攻撃的であるという彼独特の個性がハッキリと示された、恐らく最高傑作。
74名無しさん@おーぷん :2015/12/28(月)22:34:39 ID:Bew()

Nine Inch Nails “ Pretty Hate Machine ”
(1989)
http://youtu.be/e4vH5VtViqg

トレント・レズナーのソロ・プロジェクト「ナイン・インチ・ネイルズ」。
このデビュー盤は大したヒットはしていないが結果的にはインダストリアル・メタルがヒットチャートに昇る契機となる。

全体としては重さよりも、一つ一つの楽曲のメロディックな個性が目立つ。
3曲目では自らラップもやっているほど。
同時に、そこかしこに突如として人間性を切り捨てるような冷たい衝撃性があり、
ダンス・ミュージックとしての電子音楽の時代が冷酷に変化したのを感じさせる。

この当時の音楽雑誌では(ロッキンオンだったか)レイモンド・ワッツとの類似性も指摘されていた。
実際にはメロディもアレンジのセンスも全く違っていたのだが・・・・

良くも悪くも1980年代ブリティッシュ・ニューウェイヴの影響が濃いマニアックな音楽をアメリカの大学生のパーティー音楽にまでしてしまった一人ではある。
75名無しさん@おーぷん :2015/12/30(水)15:03:59 ID:8CZ()
Cocteau Twins“ Heaven or Las Vegas ”
(2013)
http://youtu.be/4Jvd6FxqYzE

コクトー・ツインズのファンタジックな名曲。
ラスヴェガスなどという金と欲望と犯罪に塗れた固有名詞を空中浮遊するような美しさで歌えるのはこの人ぐらいではないか?
76名無しさん@おーぷん :2015/12/31(木)22:59:47 ID:QrZ()
SFでもファンタジーでもないのだが新年に向けてリラックス出来る音楽を。
3時間に及ぶピアノと流水の音。

3 HOURS Relaxing Music with Water Sounds Meditation
http://youtu.be/luRkeDCoxZ4
77名無しさん@あけおみ :2016/01/01(金)18:57:00 ID:8ip()
ここで宣伝をひとつ。





モジュレーション
[DVD]
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-DVD-%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%82%B7%E3%82%A4/dp/B00005HS3Z/ref=sr_1_1?s=dvd&ie=UTF8&qid=1451641320&sr=1-1&keywords=%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

90年代を代表する電子音楽のドキュメンタリー映画。
世界中の70人以上の音楽家・評論家・雑誌記者などに取材して激しいカットアップ映像で見せた作品。

残念なのは上映時間が70分程度と短か過ぎること。
もう少し音楽をじっくり聞かせて欲しかった。
なので、一度観ただけでは分からない作品。
しかし電子的文明論としても一流の傑作である。

個人的には学校の教室程度の渋谷アップリンク・ファクトリーの映画館で観たのを思い出す。
こういうマイナー作品が簡単に2千円以下で買えるのも現代テクノロジーの恩恵である。
78名無しさん@おーぷん :2016/01/02(土)00:18:46 ID:WlA()
Nine Inch Nails “ The Downward Spiral ”
Full Album
(1994)
http://youtu.be/IE64h1mRpQ0

アメリカで一大センセイションを巻き起こしたNINの大傑作アルバム。
メタル・パンク的な暴力性が自分自身に向かう自己破壊性が大きな特徴。

当時の最先端の電子音楽技術を駆使した音の各要素の分離と統合は、
ほとんど薬物中毒のような効果を作り出して世界中でヒットした。

この後は世界中に彼のフォロワーが生まれていく事になる。
79名無しさん@おーぷん :2016/01/02(土)00:37:24 ID:WlA()
重要な事を書き忘れたのだが>>78は密閉型のヘッドフォンで聴くと快感が増幅する。
当時は本当に驚いたものだ。
80名無しさん@おーぷん :2016/01/04(月)22:12:02 ID:28H()
Earth, Wind & Fire “ Fantasy ”
http://youtu.be/O-rzL48_Y5Y

言わずと知れたアース・ウィンド&ファイアーの名曲「ファンタジー」。
SF・HR・ファンタジー板に合うかどうかは知らないが
これほど有名な曲を貼らないのは如何にも妙なので・・・・

ちなみに映像と音は合っていないので明らかに口パクビデオwww
この時代では普通だったので虐めないで下さい。
81名無しさん@おーぷん :2016/01/05(火)00:56:14 ID:w24()
Nine Inch Nails " Further Down The Spiral ”
http://youtu.be/ty46aCtR92o

これは" The Downward Spiral "のREMIX版である。
なぜ、こういう企画物を紹介するかというと電子音楽の本質である「可能的な無数の変化」「赤の他人による電源自在なあり方」を知って欲しかったからである。
これは、当時の最先端のリミックス・アルバムであり、その「他者による」冷徹な音世界は現在でも全く色褪せていない。

もう一度書いておくがNINはトレント・レズナーという男によるたった一人の音楽である。
82名無しさん@おーぷん :2016/01/05(火)01:32:57 ID:w24()

Enya - Greatest Hits



http://youtu.be/1b8n1JETCH8&list=PLA3AB8D94B742A353

1時間に及ぶエンヤのベスト・アルバム。
ひたすら美しいファンタジー世界。














83名無しさん@おーぷん :2016/01/05(火)03:53:52 ID:w24()
>>81
「変幻自在な変化」の誤植でした。
84名無しさん@おーぷん :2016/01/05(火)04:08:45 ID:qlq
支援
見てるので頑張って続けてください~
僕はプロディジーとかアンダーワールド好きです
85名無しさん@おーぷん :2016/01/05(火)18:44:57 ID:w24()
underworld “ dubnobasswithmyheadman ”
(1994)
http://youtu.be/5KsUzH9x6M4&list=PLE7TPCzQcrc6FwWfmZgz06Bd_Mo1r7_HJ&index=2

リクエストがあったので紹介する。
今までの電子音楽の話題としては傾向が違うかもしれないがイギリスのテクノの重要バンド。

全て電子楽器だけで作られているにも関わらずロック的な反逆性を感じさせる独特の音楽性。
ミニストリー・フィータス・NINなどとは全く違うところからやってきた異端的なダンス・ミュージックである。
これは94年に発表された1stアルバム「ダヴ・ノー・ベイス・ウィズ・マイ・ヘッドマン」。
日本人からすると妙な具合に日本語が挿入されるのも特徴。
バンドの変遷が非常に複雑だった為か、いろいろな音楽性を内包しており、ここから電子舞踏音楽に数々の革命を起こしていく事になる。
86名無しさん@おーぷん :2016/01/06(水)18:38:18 ID:hGX()
Underworld “ Beaucoup Fish ”
Full Album
(1999)
http://youtu.be/2P_YcJq1EWg

曲構造の過激さと、ひたすら美しい電子音とが溶け合った傑作アルバム。
ドライヴ・ミュージックとしては最高。
ただ生の声が少ないのはロック的には物足りないかもしれない。
インダストリアルとは全く違う形の電子ロック・ミュージックの理想である。
87名無しさん@おーぷん :2016/01/11(月)18:34:09 ID:ZWW()
The Prodigy “ voodoo people (original) ”
http://youtu.be/-Fz85FE0KtQ

The Prodigy “ Voodoo People (Pendulum Remix) ”
http://youtu.be/XQEBzauVIlA

イギリス人のダンス・ミュージック感を完全に塗り変えてしまったプロディジーの名曲「ヴードゥー・ピープル」を全くの別ヴァージョンで2曲。
ヴィデオも秀逸。
恐らく、これ以前と、これ以降ではイギリスのテクノ音楽は全く違う傾向に変わったはず。
フロアでは早すぎてあまり流行らなかったようなのだが、ライヴでは盛り上がっただろと想像する。
88名無しさん@おーぷん :2016/01/12(火)10:19:54 ID:0RF()
俺の敬愛するデヴィッド・ボウイ氏が死去された。
記事は以下の通り。
・・・・・・・・・・・・・

D・ボウイ氏 がんで死去 69歳の誕生日迎えたばかり 
「戦メリ」で日本でも人気
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6187173

英国のロックミュージシャンで俳優のデビッド・ボウイ氏が亡くなったことが10日、分かった。
公式ツイッターが伝えた。
英国からの報道によると、がんだったという。
8日に69歳の誕生日を迎えたばかりだった。
1年半闘病生活を続け、家族に見守られながら亡くなったという。
1947年、ロンドン生まれ。本名はデビッド・ロバート・ジョーンズ。
64年にファーストシングルを発表もしばらく無名だったが、69年に「スペイス・オディティ」が全英チャートでトップ10に入り、人気ミュージシャンとなった。
その後も「レッツ・ダンス」などのヒット曲を発表した。
歌舞伎に興味を持つなど、日本との関係も深く、83年には大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」に英国軍人役で出演。ビートたけしらと共演し、人気を博した。
独特の美学を追究する「グラムロック」の旗手として、後世のアーティストに多大な影響を与え、00年には、英国の音楽雑誌で「20世紀で最も影響のあるアーティスト」に選ばれた。
03年に心臓疾患で一時活動を控えていたが、13年に新曲を発表。
ロンドンの美術館では回顧展が開かれるなど、人気が再燃しそうな矢先だった。

では、曲は1982~83年のヒット曲を。

David Bowie “ Let's Dance ”
http://youtu.be/N4d7Wp9kKjA

これはオーストラリアの原住民アボリジニとイギリスからの侵略者である白人を対比したヴィデオである。
嫌なら見なくても良い。
曲は古典的なアメリカ的なブギである。
89名無しさん@おーぷん :2016/01/12(火)11:56:14 ID:0RF()
David Bowie “ Blue Jean ”
http://youtu.be/LTYvjrM6djo

これも典型的なアメリカン・ブギー・ナンバー。
「ステージ上のカッコイイシンガー」と
「カウンターのモテないオタク野郎」は同じ人物、
デヴィッド・ボウイ自身の二役である。

ダンスも演出も素晴らしい音楽ヴィデオの傑作。
90名無しさん@おーぷん :2016/01/13(水)02:24:57 ID:WTS()
David Bowie 〝 I'm Afraid of Americans ”
https://www.youtube.com/watch?time_continue=79&v=gPVrFIP0CMs

2001年9月11日テロ以降に世界中の人々がアメリカ合衆国に感じていた違和感と恐怖を表したヴィデオ。
サウンド面ではNINが協力。
またヴィデオでは、そのトレント・レズナー本人がD.ボウイを襲う!!
60歳のボウイが「犯罪大国アメリカ」「宗教国家アメリカ」の異様さを見事に表現した傑作。
91名無しさん@おーぷん :2016/01/18(月)04:03:00 ID:skM()
David Bowie “ Day-In Day-Out ”
http://youtu.be/zl9BLmwFi0U

天才ボウイが現代アメリカ社会の狂気を描いた「デイ・イン・デイ・アウト」。
見れば分かるが、正にアメリカ。
92名無しさん@おーぷん :2016/01/18(月)18:47:37 ID:skM()
ちょっとボウイに熱中しすぎた。
ファンタジー系の音楽を探してくるわ。
93名無しさん@おーぷん :2016/01/18(月)18:57:13 ID:skM()

Holland's Got Talent - Amira (9) sings opera
“ O Mio Babbino Caro”
Full version
http://youtu.be/UEMR3A4WLC8

いつもと傾向の違う紹介になるが
これを初めて聴いたオランダ人たちが狂喜しているのが解かる。
実際、白人文化の誇りだろうね。
日本だったら小学生の美少女が完璧な民謡を歌ってしまった感じだろうか?
94名無しさん@おーぷん :2016/01/18(月)19:05:14 ID:skM()
イギリスで始まった「ゴット・タレント」シリーズはキャラが面白いんだが
個人的には、あまりSFにもファンタジーにも関係がないのが物足りない
観客の女性たちにとってポップであることが最強って番組だから仕方ないんだろうがね・・・・・
95名無しさん@おーぷん :2016/01/18(月)19:52:40 ID:skM()
Janet Devlin's audition
The X Factor 2011
(Full Version)
http://youtu.be/f4EE4bIFixQ

これはエルトン・ジョンに憧れた16歳の少女の歌唱。
曲自体がファンタジックなわけじゃないが
彼女の存在感はファンタジーそのもの。
96名無しさん@おーぷん :2016/01/20(水)09:38:56 ID:cPX()
The Prodigy “ Omen ”
(Official Video)
http://youtu.be/xMVTKOoy1uk

プロディジーによるホラーめいた派手なダンス曲・
さすがに35歳も過ぎると、この手の激しいリズムには付いていけなくなる。
97名無しさん@おーぷん :2016/01/27(水)13:12:55 ID:SWE
>>87
ノイズのダンス化版
98名無しさん@おーぷん :2016/01/28(木)12:12:24 ID:SIv()
Einstürzende Neubauten “ Zeichnungen des Patienten O. T ”
Full Album
(1983)
http://youtu.be/jbwSQqtscD0

ノイズの話があったのでエレクトリック・ノイズ音楽の代表的な名作を1枚。
これは彼等の2枚目のアルバム。
ドイツ語なので読み方は解らないのだが日本では「患者O.T.の記録」のようなタイトルだったと思う。

デビューアルバムでは3人だったメンバーが、ここでは6人に増え楽器の種類も多くなっている。
印象的なのはシンセサイザーによる正確なリズムが基調を為しているにも関わらず音楽性は前作と大差ない程に混沌としていること。
楽器音の1種類1種類が刺激的なので、これを聞いて快感を覚えるという人は稀。
アルバム全体を貫く怒りと緊張感はソ連崩壊前のベルリンの若者たちの正直な心情なのであろう。
99名無しさん@おーぷん :2016/01/29(金)22:08:33 ID:oZW()
Origa & 菅野よう子 “ rise ”
攻殻機動隊 SAC GIG 2nd OP
http://youtu.be/Wy3oWFVePdA

日本SFアニメ史上でも屈指の名曲を数々送り出した菅野よう子作曲の攻殻機動隊OP。
菅野よう子については作曲・編曲ともに盗作が多いことが指摘されているが、アクションSF映像との兼ね合いは非常に良い。

原作マンガの士郎正宗の思想はアニメ畑の人達には複雑すぎたようでアニメの内容はせいぜいが刑事ドラマ程度になってしまっているのが残念。
まあ、いろいろ言いたい事はあるのだが、
この曲は故オリガによる素晴らしい歌唱が聴ける。
100名無しさん@おーぷん :2016/01/31(日)11:54:12 ID:O97()
Merzbow “ Merzbeat ”
Full Album
http://youtu.be/rSCkOEGkZFU

解説は wikipedia より。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E6%98%8C%E7%BE%8E
秋田 昌美(あきた まさみ、1956年12月19日 - )は、日本のノイズミュージシャン、文筆家。
1979年からMerzbow(メルツバウ)名義で音楽活動を続けている。
「Merzbow」という名前はドイツ人芸術家のクルト・シュヴィッタースによる建築作品である"Merzbau"というドイツ語から来ている。
これはダダイスムやジャンクアートに多大な影響を受けたという秋田本人の趣向を反映したものである。
灰野敬二、非常階段らとともに、日本のノイズ・ミュージック・シーン(ジャパノイズ)の草分けといえる存在である。

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