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後味の悪い話

80名無しさん@おーぷん :2014/05/14(水)00:41:44 ID:EqQRM031X
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病院へ到着する六人。まずは本当にワクチンがあるのか確認する事にした。辛そうな娘を無理に動かす事や、安全確保などの為、娘は車で待機する事に。とは言え、ひとりには出来ない。女は家族に電話をしたいと言う。すでに電気は止まっている。繋がる訳がない。それでも電話をしたいと女は言った。そんな訳で、彼女が娘と一緒に待機する事になった。病院へ入って行く四人。するとある部屋に医者が居た。男は問う。ワクチンはあるか、と。医者は作ってはいたが成功しなかったと答える。医者の周りには感染した子供が数人。もう遅い、間に合わなかったと医者は自身が感染している事を明かす。もう終わりにする、この子達を送ったら、私も行くと医者は言って、四人に別れを告げる。医者が子供達に薬の時間だよと言っているシルエットを最後に四人は部屋を出る。
一方、そんな事が起きているとは知らずに彼女は目張り越しに娘とスキンシップをとっていた。しばらくすると娘は咳き込み始めた。娘はずっと吸引気みたいなのをしており、咳きを抑えていた。それが外れた為に咳き込みは激しくなり、今にも大事になりそうだった。それを見た彼女は良心で吸引気を戻してやろうと目張りを外し、吸引気に触れる。その瞬間、娘は吐血する。咳き込みと共に吐き出された血は勢い良く飛び、彼女の顔にも飛び散った。感染者の血液に触れた!と驚愕している所に四人が戻って来る。彼女は迷ったが、急いで目張りを戻し、顔の血を拭く。戻って来た男は慌てて娘の背中を擦り、吸引気を口に当ててやる。すでに末期なのか、男は血を吐いた事に驚かない。他の三人も感染を恐れ、見ているだけ。男は娘をあやすも目だけは彼女を見ている。こんな幼い子供が血を吐いているのにと。彼女はもう後ろを見ない。落ち着いた娘はトイレに行きたいと言い出す。男はひとりで行けるかい?と聞く。一緒がいいと言う娘。男は勇気付ける。娘はパパと離れたくないと言う。男はその言葉に折れ、わかった、娘とは離れない。一緒に行こうと言う。四人に男はこう言った。

「待っててくれ。すぐ戻る」

兄はああ、待っている、と前を向いたまま応えた。他の三人は先ほどから前を向いたままで、返事もしなかった。兄はバックミラーに写る、男と娘の背中がドアの中に消えるのと同じくして、エンジンを掛けた。そして、ゆっくりと発進させた。もう誰も後ろは見なかった。
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