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後味の悪い話

662/2 :2014/04/30(水)10:25:21 ID:lVrZXA5HO
「以前から噂はあったんですよ、X夫人は女史ではないか、って」

娘が通う名門女子学園の理事長が家宅侵入の現行犯で逮捕された。
娘がばあやと二人で暮らす屋敷に忍び込み、書斎を荒らしていたのだった。
理事長の供述によると、『X夫人』は女史。
理事長は女史の秘密の愛人の一人で、女史の匿名エロ小説を愉しんでいた。
全国の読者に痴態を見せつけているようで興奮したとか。
ある日匿名の脅迫文が届いた。二人の逢瀬や今後の予定を細かく記し、別れなければ公表すると結んでいた。
女史に詰め寄ってもはぐらかすばかり。
そのうち女史が殺され、他にも証拠が残っているのでは、と不安になって押し入ったとか。

娘はイギリス在住の叔父夫婦に引き取られることになった。
空港まで見送りに来た宮川に、娘は言った。
「宮川さん、お見送りありがとう…みんなお母様のことを色々言ってるけど、私は信じない。お母様は私だけの、どこまでも清らかなお母様なのよ」

彼女ならカストリ誌の原稿を盗み読むことも、女史のスケジュールを知ることもできるだろう。
父親の浮気現場を見て男性恐怖症になった娘が、母親の男性遍歴を知ったら…

「君は…前から知っていたの?お母さんの…まさか君がお母さんを…」
娘はなんとも言えない表情で宮川を一瞥し、搭乗口に消えた。
宮川には、その表情が(やっぱりわかってしまったのね)(ひどいわ宮川さん、私を疑っていたのね)のどちらなのかわからなかった。
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