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後味の悪い話

5022/2 :2016/02/20(土)20:00:15 ID:dCR
母親の葬儀の後、兄は自宅の一室で呆けた顔でぐったりと座り込んでいた。
そこへ主人公が来て、「人間ってもろいもんだな。簡単に死んでしまった。俺はただ一言、
『俺は、俺の父親が誰なのかを知っている』と言っただけなのに」
その言葉を聞いて、兄は顔色を変えた。
主人公の父親は、兄だった。
母親の夫(法律上の主人公の父親)は、不倫相手と心中した。
知らせを受けた母親は錯乱、「あんただけはお母さんを見捨てないわね!?」と言って
嫌がる兄を逆レ。そして主人公を身ごもったのだった。
行為は一度だけだったが、兄の心には深い傷ができた。
そして生まれたばかりの主人公を抱いた母親に「ほら、見てごらん。この子はあんたの息子だよ」と
笑顔でやられてPTSDを発症。主人公に非がないことを知りながら、主人公を憎むことで自分を
保っていたのだった。
主人公は祖母の臨終の場で、兄が父親であることは聞いたのだ。
真っ青な顔で震える兄に、主人公は笑顔で「今夜はゆっくり話そう。…なあ、父さん」
その言葉を聞いた途端、兄は金属的な悲鳴を上げた。激しく泣き続ける兄を見ながら、
主人公は乾いた無感動な顔をしていた。
そして「兄の悲鳴が『鵺の声』の正体だったんだろうな」、とぼんやり思った。
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