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後味の悪い話

406名無しさん@おーぷん :2015/05/29(金)12:43:35 ID:IQt
自分の中では途中のいい話が崩れていく様がかなり後味悪い

「愛の形」っていう話
突然だった。
あまりに強い衝撃に一瞬意識が飛ぶ。
数秒くらいだろうか。気づいたら闇夜に溶けていくトラックが見えた。

轢かれたのか。
あいにく深夜で周りに人らしき物は感じられなかった。
起きあがれるかなと思ったが、目の前に転がっているのが自分の足だと気づきあきらめた。
死ぬんだな。何の恐怖も無くそう思う。高揚感すらあった。

ふと妻の顔が頭をよぎる。
さよなら言わなきゃな、あいつ寂しがり屋だから。
上着のポケットから携帯をとりだす。
良かった。壊れてない。

妻の履歴を引っ張り出し、耳に当てようとしたが右耳が無かった。
仕方がないので無理矢理左耳に当てる。
数回のコール音のあと、無機質な留守番メッセージが流れた。
いつものことだが、大事なときにはつながらない。
おっちょこちょいな妻はよく携帯を置き忘れたりする。

ピーッという発信音。
そういえば何言うか考えていなかったなぁ。
あいつなんて言えば喜ぶかなぁ。

「ぁ…ぃ…し…てるよ…ぁ…ぃし…てるょ…」
愛してるよと言ったつもりであったが、口からはボコボコと血の泡が溢れ、明瞭な言葉はでなかった。
電話を切り満天の星空を眺めた。
全身がすごくだるい。
最後にあいつの声聞きたかったなぁ。そう思うと自然と涙が溢れた。
にじむ星空が綺麗だった。



その夜、警察署に夫をひき殺したと女性が出頭した。
夫に内緒でホスト通いをし、かさんだ借金の清算を保険金でまかなおうとしたらしい。

女性は自首した理由をこう語った。
「家に忘れた携帯に夫から留守電が入っていた。『知ってるよ…知ってるよ…』と。すべてばれていると思った。」
妻はやっばりおっちょこちょいだった。
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