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後味の悪い話

391/2 :2014/04/18(金)10:34:30 ID:0sqjnerKG
グレアム・グリーン「拝啓ファルケンハイム博士」

ある父親が、12歳の息子の治療を精神分析医に依頼する手紙の形をとった短編。

息子は6歳の頃から毎年、クリスマスが近づくと顔にアザを作って学校から帰宅する。
男子には男子の世界がありプライドがあり、息子は理不尽な敵と戦っているのだと理解している両親は、転んで煉瓦塀にぶつかったという息子の嘘を信じたふりをする。

あの時息子は6歳だった。
両親は、実はパパが靴下にプレゼントを入れていたのだよと穏便に教えるには格好の年齢だと思った。
その地域のスーパーチェーンが、サンタがヘリコプターで各店を巡回するイベントを打ち出したので両親は息子を連れていく事にした。サンタの見納めにはちょうどいい。

ヘリは市内全域の支店をまわり、彼らの行きつけの店が順路の最後だった。
広い駐車場の一角がヘリポートになり、ヘリが舞い降りた。
プロペラが止まるまで子供たちを近づけないよう警備員が見張っていたが、当のサンタはヘリの後部にもプロペラがある事を忘れて後ろ側にまわり、首をはね飛ばされた。
首が落ちるまで、体が踊るように動いていた。

母親は息子に、あれはサンタではなくただのバイトなのだと何度も言い聞かせたが、新聞は子供にも理解できる簡単な見出し
【サンタクロース死亡】
を掲げて母親の努力を台無しにした。
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