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後味の悪い話

374名無し :2015/01/26(月)21:18:34 ID:3MG
昔読んだ小説。綺麗な表紙と挿絵だったんだが、中身は凄かった。色々な意味で観覧注意。似たような内容のアニメのエピソードを見たことがあるような気もするが、たぶんそれとは無関系w

あるイギリス人の青年の話。青年は、初恋の相手である幼馴染みが、自分の知らない男と結婚したことを知る。落ち込む青年だったが、男は精悍で整った顔立ちの金持ちだったし、幼馴染みも幸せそうだったので諦める。
それから八年がたち、青年が24歳になったある秋の午後、青年は幼馴染みとその夫と、その子供である双子の男の子が住む屋敷に招待される。
幸せそうな幼馴染みと、幼馴染みに似た可愛い双子を見て、青年はお茶会を楽しむことが出来たが、屋敷から帰る際、男が薄ら笑いを浮かべながら使用人を殺しているところを偶然見てしまう。
なんと、男は紳士などではなく、おぞましい異常者だったのだ。
青年は、このままでは幼馴染みもあの双子も危険だと思い、幼馴染みと双子を救おうとする・・・。

と、まあ。ここまでは青年がヒーローっぽいんだけど、こっからが凄い。
青年は、なんと男を拷問しながらじわじわと殺していき、最終的には幼馴染みも殺してしまう。
なんで幼馴染みも殺してしまったのかというと、男を拷問しながら殺したことがバレ、幼馴染みが自分にキレたから。
幼馴染みが喜ぶと思ったのに、怒った幼馴染みに焦った。幼馴染みは、男が異常者でも、男を深く愛していたのだ。

幼馴染みを殺し、呆然とする青年。
幼い頃を思い出す。
青年の父親は、少女のような容姿の幼い息子に女の子の格好をさせ玩具のように扱い、
母親は父親の性癖を知ってから気が狂ってしまい絶望と夫が自分を愛してくれなくなったため、嫉妬で
息子を殺そうとするも、青年が突き飛ばした為二階の窓から落ちて死ぬ。父親から逃げたくても、父親が恐ろしくて逆らえない青年。
そんな中、青年は一人の少女(幼馴染み)に出会う。優しく美しい少女を、青年は好きになる。
少女は、愛を知らなかった青年にとって女神のような存在だった。

だが、青年は少女に出会ってから歪んでいった。少女に異様に執着するようになったのだ。
歪んだ家庭環境の中で、青年は自分でも知らぬうちに心の奥底で狂気を育てていたのだ。
青年は、もうひとつ狂気をもっていた。それは幼馴染みの夫である男に対しての感情だ。
青年は成人してもまるで女のような顔をしていた。体つきもしなやかで、男らしい幼馴染みの夫の男とは真逆だった。
青年は男に対して、憎しみだけでなく嫉妬に近い憧れももっていた。
だから、男を拷問し、無様に泣き叫ぶ男を見て楽しんだのだ。

青年は、殺した幼馴染みの死体が転がる屋敷の一室を出て、
広間の巨大な美しい鏡をのぞきこむ。
鏡の方向から、誰かに呼び止められたような気がしたからだ。
その呼び止める声は、なぜか自分の声にどことなく似ている。
鏡の中に映っていたもの、それは勿論自分だった。普通の、男の格好をしている。
だが、顔や体つきは、はまるで女のようだ。
青年は、鏡から目が離せなくなった。体が動かないのだ。
女のような自分の姿を、青年は「おぞましく」感じ始める。
幼馴染みへの歪んだ感情も、男への嫉妬も、
青年にとって、深い深い場所で醜くおぞましく感じてきたものが全て流れ込んできた。

そして青年は、幼馴染みをメッタ刺しにしたハサミで
自身の左胸を刺し、自殺した。
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