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後味の悪い話

293名無しさん@おーぷん :2014/09/03(水)17:05:38 ID:EioPccQv6
アルフォンス・アレ「法律」

ひよわな一人息子を猫可愛がりする四十女。
医者は、海水を温めた塩風呂に毎日いれてやればじき快癒すると言った。
女は医者に、悲しい3フランを払った。20スー2枚、10スー1枚、1スー10枚。

木桶を2つ下げて海に入る女に、塩税吏が言った。
「おい、おばさん」
「なんだね、おじさん」
「何をしていなさるんだね」
「息子の治療ために、海の水をいただくのさ」
「ダメだだめだ、海水を持ち去る権利はお前にはないぞ」
「いけないのかい」
「そうさ、法律で禁じられている」
「海はみんなのものだろ」
「海水を取る権利はお前にはないんだよ」
「そりゃあんまりだ、うちの子はどうなるんだい。あたしが海水を少しだけいただいて、いったい誰が困ると言うんだい」
「法律さまさ!それ以上ごねると調書を取るぞ」

海水を採取するには、申請書を税関事務所と土木局に提出しなければならない。
急を要する場合、三ヶ月後に許可がおりる。

数日後の夜中近く、女は裸の子供を抱いて何事か叫びながら海に駆け込んだ。
女は喚きながら、子供を何度も水につけた。
見張りの塩税吏が近寄って見ると、子供はもう死んでおり、女は狂っていた。
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