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後味の悪い話

27名無しさん :2014/04/13(日)00:29:04 ID:uovcJuKCW
都築道夫の小説 「黒子」

子供の頃から影が薄く顔を覚えてもらいにくい主人公。
あるとき偶然見た歌舞伎芝居にいた「舞台上では見えていないもの」として扱われる
「黒子」にいつしか自分を重ねるようになっていた。

やがて成人して就職し結婚もして家族も出来るが相変わらず職場でも家庭でも
「いてもいなくてもいい空気のような存在」は変わらず。
彼は自分の存在を認めてくれない世の中を憎悪し、遂に狂気を起こし始める。

まず自宅に帰ると寝静まっている妻子を絞殺。
これで自分は「罪のない家族を殺した殺人犯」として世間から注目される筈!
・・・と思いきや逮捕どころか疑われもせず事件は迷宮入りに。

ヤケクソになった主人公、今度こそはと化学工場の爆破を計画。
爆破は上手くいったものの、逃げ遅れて爆発に巻き込まれてしまい
自分は遺体も残さずバラバラに吹き飛ぶ。

結局遺体が見つからないまま事件は犯人不明で終わってしまったのだった。


その様子をあの世から見ていた主人公は
「俺は結局、黒子から抜け出すことが出来なかった」とうなだれるが
それを見ていた老人に
「あなたは誰にも気付かれずに完全犯罪を成功させたんですよ。これは誇っていい」
と励まされるが主人公は馬鹿にされたと思い怒って立ち去ってしまう。

しかし冷静に思い返せばあの老人の言ってたことも一理あると思い直し
戻って老人に礼を言おうとするがその時老人の口から出た言葉

「はて?あなたはだれでしたかな?」
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