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後味の悪い話

1682/3 :2014/06/28(土)16:31:46 ID:GblkEJbyI
赤堀所有の工場が工事予定地に引っ掛かっているが、無届け建築なので立ち退き補償金を請求できない。
工場は休業中だが、私財をつぎ込んだので少しでも取り戻したい。できれば500万。課長さんのお力で何とかなりませんかね。
北沢は、首にかけられた見えない縄が絞まったような気がした。

赤堀は休業中だと言うが、工場は既に廃屋だった。
バラック小屋ひとつに500万とは随分吹っ掛けたが、半額に値切ってやる。しかし250万でも高すぎるではないか。
赤堀は暴力団とも繋がりがある。あの時借りを作ったのは失敗だったが、他に方法はなかった。
北沢はまた妙案を思いついた。市長が出張の今しかできない危うい手品である。

怠惰な北沢は珍しく自分で書類を作成した。
「環状道路工事に伴う排水工事設計変更による家屋移転費」についての、穴だらけの書類である。
助役は、また変更かね工事というのは大変だねえ、と呟いただけで決裁印を捺した。
次の市長戦に出馬するつもりの助役は、市長とは仲が悪い。
助役は選挙にむけて人気取りに余念がない、すなわち部下には甘いのだ。

赤堀から礼の電話があり、それから2ヶ月沙汰がなかったので、北沢は安堵した。
借りは返した、と思った矢先、赤堀は北沢に妾宅を押し付けた。もう赤堀名義で登記を済ませた新築である。
○○さん(妾の名前)を住まわせてあげてください、失礼ですが調べさせていただきましたよ。課長さんの事は何だって存じ上げております。と赤堀は呵呵大笑した。
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