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後味の悪い話

1522/2 :2014/06/19(木)04:20:21 ID:0oXAPG1UU
灰目が話を終えた頃、外で騒ぎが起こった。草が燃え上がるような時限装置付きの仕掛けを、
灰目が仕掛けておいたのだった。乾燥した草はよく燃えた。遊牧民たちはパニック状態で
「草がなくなったら死んでしまう!」と慌てていたが、火の回る速度は早く、
消火できなかった。
灰目は半狂乱で暴れまわる遊牧民たちをナイフで殺していった。鮮やかな手つきだった。
二日のあいだ苦しんで苦しんで死んでいくよりは、今一瞬で終わらせたほうがいい。
そう考えたのだ。

草中毒の遊牧民をみんな殺された後、キノは灰目に
「よかったら、ボクと一緒に行きませんか。二日でどこまで行けるか、分からないけれど」
と誘ったが、灰目は
「残された子供たちにできるだけいろいろなことを教えてやりたいから」と断った。

「あなたはどこの国の出身ですか?誰かに伝言はありますか?」と聞くと
「俺は身寄りがいない。祖国は戦争をしていて、国によって暗殺者に育てられてたくさんの
敵を殺した。しかし祖国は相手の国と和解すると、俺は狂人で勝手に人を殺しまくったことに
されたよ。国に帰れば俺は死刑だ。今更何かを伝えたい相手などいない」

キノが去ったあと、灰目は子供たちのいる天幕に入った。灰目が何か言うより先に、
年長の子供が灰目を殺した。子供たちは、灰目が遊牧民を殺したのを見ていたのだ。

子供たちはあちこちを調べて、遊牧民の長の天幕で草のストックを見つけた。
「これからは僕たちが大人としての義務と責任を果たすのだから」と、
みんなでパイプを吸った。

最後に子供たちが全滅したことを暗示して物語は終わる。
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