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404 Not Found

1名無しさん@おーぷん:2016/08/26(金)06:33:41 ID:BAp()




日差しを浴びたやわらかな風が、少し開いた窓から聖堂内に流れこんでいた。
正面の白い壁には十字架に磔にされたイエス・キリストの像が掲げられ、その手前に白いクロスで覆われた祭壇がある。
その真上、天井付近に剣を手にした天使の像もあった。探偵 鳴滝 慎吾はその像をしばらく見ていたが、不意に助手である神野 綾に問いかけた。
「なんで天使ってのはどれも西洋人なんだ?」
その問いに一瞬とまどったように見えた神野だったが、すぐに答えを返した。
「天使がちょんまげしてたら、どう思います?」
まるで的はずれな答えではあったが、自分の愚問に気付くのには充分だった
らしく、鳴滝は次の問いを投げかけた。
「あの背中の翼の大きさじゃ、実際に空は飛べないだろうな?」
その問いにも、神野はすぐに言葉を返した。
「霊的な存在で、重力とは無縁でしょうから大きさは関係ないでしょう」
その後、二人は正面を向いたまま黙り込んでしまった。
遠くから近づいて来た救急車のサイレンの音がゆっくりと遠ざかり、再び静寂が聖堂内に戻って来た時、鳴滝が再び問いかけた。
「そもそも、本当に天使って翼があるものなのか?」
神野は鳴滝の顔を見て、うんざりしたように言った。
「見たことないからわかりません」
「ごもっとも」






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