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小説・ラノベ風に雑談・文練習するスレ

1三人称現在主観:2016/03/09(水)00:24:23 ID:dW8()
一は、なりたいものが星の数ほどある、まるで幼児のような、夢のはっきりしない青年である。
漫画家、ラノベ作家、イラストレーター、ゲーム製作者。

同年代ですでにその職で活躍していたり、多くがその専門知識を習得している中、
一はどれも他人に見せれる域に至っていない。ゲーム制作に至っては、無料ソフトをダウンロードしただけである。

「現実的な望みではない。普通に就職しろ」
知識では理解しているが、脳が理解していない。どこかで、きっと夢が叶うであろうという、
無根拠な自信、幼稚な未来視観、現実への拒絶を持っている。さながら思春期の中学生である。

夢が無く、堅実な人生を送ろうという、極めて大人で、極めて現実的な人々を、内心見下しながら、
内心焦りながら見つめているのである。
極めつけは、そんな自分を客観視することに酔い、自己批判しながらも、
以上のような事を言いつつ、夢を少しも諦めていない、しかし十分に努力しない、どこにでもいる、
異常な人間である。
2三人称現在主観 :2016/03/09(水)00:45:15 ID:dW8()
一は神妙な面持ちで、
「もちろん以上の事は全くのフィクションであり、ただの若氣の至りであり、
純粋な自己の文章力の向上のための余談に過ぎない。
もしよければ文体がおかしい、違和感がある、話がつまらないならつまらないと言ってほしい」
などと言いつつ、
どうせおーぷんちゃんねるなど見てるやつは、
文章の素人だろう、指摘する際のポイントぐらいは教えないと、素人以下の見当違いの指摘を貰って幻滅する羽目になる。
などと考える、一は非常に捻くれて失礼な人種である。
同時に、この過疎度では雑談はおろか、指摘すらも来ないで、
恥ずかしい独白だけがこの電子の海に漂うことになることに、戰慄を覚えずには居られなかった。
3名無しさん@おーぷん :2016/03/09(水)00:48:52 ID:xgq
澄んだ空気を斬り裂く笛の音。
横一列のスクラムを組んだ『彼ら』は一斉に足を踏み出した。
宙天に浮く黄緑色の太陽は淡く煌めき、陽炎に揺れる異形の者をくっきり映し出す。
『彼ら』の領域を侵犯した異星からの征服者を滅ぼすためか、或いはただの威嚇行為か。
フェドラ星の調査団員であったトムは、形の良い眉をひそめてその光景を眺めた。
超高圧水鉄砲の引き金に指をかけ、周囲を警戒しつつも円盤型の宇宙船から外に出る。
4三人称現在主観 :2016/03/09(水)00:59:58 ID:dW8()
 刹那、一の脳髄に電撃が走る。
少女が悪戯っぽく舌を出す樣に、スッと、スライドしながら現れた3番目のレスを見た時だ。

自分が作ったスレに、自分の意志通りに書き込まれた瞬間……それは自分の思考を削り出し生まれたものが承認されたということであり、
すなわちそれは自分の一部を承認されたものと同義である。

自分に自信がない一にとって、承認とは蜜であった。その蜜を、一はいつまでも味わい続けた。
5三人称現在主観 :2016/03/09(水)01:02:21 ID:dW8()
自分が作ったスレに、自分の意志通りに書き込まれた瞬間……それは自分の意志が認められたという証であり、
同時に意志によって形作られた自分自身を承認されたことと同義であるということを意味していた。
6三人称現在主観 :2016/03/09(水)01:06:41 ID:dW8()
 一は自分の瞼が重くなるのを感じた。推敲し、自分の文章の悪いところを直し、良い文章を取り込んでいき、磨かなければ……
そう思いつつも、元來意志が弱い一にとって、睡眠欲というものは創作欲にまさるものであった。

はたして一は、床に就き、タオルケットが肌をくすぐる心地よさと疲れに身を任せ、眠りに落ちた。
7名無しさん@おーぷん :2016/03/09(水)02:53:09 ID:uj6
おやすみ
8名無しさん@おーぷん :2016/03/09(水)10:56:40 ID:dW8()
 一は、心地よい空気の冷たさを頬に感じ、目を覚ました。
枕元に無雜作に置かれた電波時計は、7時調度を表している。
起きてまたスレにでも書き込むか。そう思い、深く深呼吸すると、
枕元に無雜作に置かれた電波時計は、10時調度を表していた。
 慌ててこれはまずいと思い、ひとまず心を落ち着かせ、再度
枕元に無雜作に置かれた電波時計は、10時50分を表していた。

 思い返せば、一は同じことをこの二年間続けてきたのである。
自己の怠惰への敗北を重ねる一は、またしても将来の不安を覚える。
塵も積もれば山となる。努力について言われる言葉も、言ってしまえば逆もしかり。
そんな考えが、一の背中に重くのしかかってきた。
 
9三人称現在主観 :2016/03/09(水)11:24:37 ID:dW8()
 どこにでもある一軒家のリビング。その扉にある真鍮製のひんやりとした取っ手を握ると、真っ先に明るい声が飛び込んでくる。
「おはようっ、一君」
どんよりとした曇り空とは対照的に、全身でエネルギーを振りまいている幼馴染を一は当たり前のように見つめた。
色白の肌が目に染みる。

「おはよう」
一は眠そうな声でぶっきらぼうに言うと、母にもおはようと言って席に座り、少し遅めの朝食を口に運び始めた。

 幼馴染はその華奢な体で軽そうなステップを踏みながら、一の隣に座る。
「ねぇねぇ、今日暇でしょ?どっか行かない?」
食事中の一の顔を覗き込むと、薄茶に輝く、絹糸のような頬辺りまでかき垂れたショートの髮が、
さらさらと流れ、ふわっと香るシャンプーの香りが、一の鼻腔を刺激した。

「今日は雨が降りそうだから、家でゆっくりしたい」

そう一が言うと、幼馴染のくりくりとした大きな目が、興奮気味にぱぁっ、っと開いた。

「じゃぁさ!一緒にゲームしたり、アニメ見たりしよ!」

まるで子犬のようにじゃれつく。
「お願い!ねーおねg」
一はおもむろに幼馴染のほっぺを片手で挟む。幼馴染は何かもごもごと何か言っている。
「今食事中だ、静かにしとけ」

そう言うと、潤んだ幼馴染の目が視界に入る。しょうがない、一はため息をつくと、
「先に部屋に行って好きなDVDとゲーム選んどいてくれ」
といった。

幼馴染は歓喜の、満面の笑みで、トットッとと、二階に上がっていく。
大丈夫だろうか、顔が赤くなっていないだろうか。
ふと、一が母を見ると、ニヤニヤした顔でこっちを見ていた。
10名無しさん@おーぷん :2016/03/10(木)11:10:15 ID:USs()
 西暦2019年。かつて夢追う青年だった一は、ボロ雑巾のような服と、生ごみのような異臭を発しながら、
新宿の裏路地でうずくまっていた。
 通りで歩く女子高生や、通勤通学途中の人々をぼーっと目に映しながら、じっと固まっていた。

 一は栄養失調で薄れゆく意識をもとに、のそのそと歩いていった。
一が通ると周りの人は、ばっ、と離れていく。まるで結婚しきのヴァージンロードのように、道が開いていく。

 一は書店の中に入ると、ぼそぼそと呟いた。

「やるぞ、俺はやってやるんだ。俺はやるんだ」

一はわなわな震える手で、ラノベを5冊ほど抱え、さっき来た方向に走り出した。
11名無しさん@おーぷん :2016/03/10(木)11:14:18 ID:USs()
 西暦2019年。かつて夢追う青年だった一は、ボロ雑巾のような服と、生ごみのような異臭を発しながら、
新宿の裏路地でうずくまっていた。
 通りで歩く女子高生や、通勤通学途中の人々をぼーっと目に映しながら、じっと固まっていた。

 一は栄養失調で薄れゆく意識をもとに、のそのそと歩いていった。
一が通ると周りの人は、ばっ、と離れていく。まるで結婚しきのヴァージンロードのように、道が開いていく。

 一は書店の中に入ると、ぼそぼそと呟いた。

「やるぞ、俺はやってやるんだ。俺はやるんだ」

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 多くの店員が一から目を背ける中、女性店員が一の事をずっと監視している。
(どうせ女一人じゃ何もできないだろう)一はそう思うと、
わなわな震える手で、ラノベを5冊ほど抱え、さっき来た方向に走り出した。
12名無しさん@おーぷん :2016/03/11(金)21:19:00 ID:rOc()
 (人はみな平等に生きる権利を持っているんだ)
(だから、食べ物の為に物を盗んで売るのも、権利なんだ)
(いいだろう、所詮ラノベなんだから)

 かつて自分が作りたいと思っていたものを馬鹿にしながら、一は出口に向かって必死に走った。
人々は呆然と一の事を見つめている。よたよたと浮浪者の男がラノベを片手に歩いていく様は、非常に滑稽だった。
 
 一は出口当たりで本棚の隅に足をぶつけた。虚しく手が宙を掻き、その場に倒れこむ。

「おい、万引き犯だぞ!捕まえろ!」

我に返った店員が一に群がってくる。
13名無しさん@おーぷん :2016/03/13(日)01:19:42 ID:2hv()
「会話文を書き込むときに、会話主がだれで、どんな感情表現でなされてるか
先に書くか後に書くかわからない。

それだけじゃない、ほかにも色々、書けば書くほど疑問がわいてきて、
話しどころじゃなくなる」

一は悔しそうにつぶやいた。そしてさらに、語尾を強める。

「それどころじゃない!誰もこのスレに書き込んでくれないし、これじゃぁただの一の妄想日記じゃないか」

一は泣きながら崩れ落ちた。
14名無しさん@おーぷん :2016/03/13(日)01:28:49 ID:2hv()
「感情表現だってそうだ!どこからどこまで説明しなきゃいけなきゃわからない!
読み手にぎりぎり想像させるのが一番なのか?それとも、一から十まで説明した方がいいのか?」

一は黙り込んだ。ぶつぶつと、どうすれば、どうすれば、と呟いている。その時、パッと一の顔が生気を取り戻した。

「僕の目的は讀者を主人公に移入させ、実際に冐險させること・・・ならば」
15名無しさん@おーぷん :2016/03/13(日)02:43:39 ID:2hv()
 一は「今度映画の登場人物の会話でも文章に表現してみようかな」などと、やる気なさそうにつぶやくのだった。
16名無しさん@おーぷん :2016/04/05(火)12:25:42 ID:pCZ()
何もない小学校の裏側の、しんとした暗闇の中に
桜の、慎ましい白色でもなく、薄紅でもなく
焼き付くような桜色が
外套に照らされて
ぼうっと浮かびあがっているのが
とても綺麗だったのです

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