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【読心】 (小説)

37名無しさん@おーぷん :2015/07/17(金)19:49:23 ID:EtH()
 私がカードを手に持ってシャッフルしだすと、元々初めから周りにいた私たち二人共通の仲のいい友人の他、物珍しさから離れたところにいた同じクラスの友人や同級生が寄って来、
タロット占いというところに惹かれたのか、普段あまり話さない女子たちも集まって、やや遠巻きにですが我々の方を見てきましたな。
 私が家で勉強して練習した型通りに、机の上に置いたタロットカードの山――タロットデッキ――を右手で扇形に広げると、私は考えていた通りに、
「ではここで、目を閉じて、額をカードに近付けて、念をカードに送り込んでください」
と言いました。
 これは私が付け合わせやすいように相手の額を前に出させる方便で、実際にそんなことをしろなどとは――念を込めながら、込めた人がシャッフルするというのは載っていましたが――読んだ本に書いてなかったわけですが、いかにももっともらしく考え付いた方法で、
うまくそれに素直に従った友人が目を閉じて、座ったまま前屈み気味になり、首を俯けると、都合よくちょうど額が私の顔の正面を向いて突き出されることになりました。
「ではこれから占います」
と言うと、小さな机から落とさないようにチラと位置関係を確認した後、私も目を閉じてタロットを両手で机の上に広げてかき混ぜ始めながら――前屈みになってこつんと額を友人の額に付け合わせました。
 相手はあからさまに驚いたようでしたが、私は「そのまま念を送り続けてください」と、これもあらかじめ考えていたもっともらしい言葉で動かないようにさせ、周囲の驚いたらしい反応も無視してそのままタロットを両手でかき混ぜ続けました。
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