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君も小林秀雄になれる

101BOCONON :2017/01/03(火)13:38:18 ID:yS5
むしろここでの書評では僕は「どんな分野であれ,理論的にあり得ることを予見できないならば
それは学問ではない」とか「いつも事が起こった後から何でもその理由が説明出来てしまうよう
な理論は,理論というようなものではなく,“神様がそう決めた” とかいうのと同じである」と云
った常識に立ってものを言い「だから橘玲や宮台真司の本などくだらぬ」などと言っていたりする。
僕は「他人の作品をダシにして自分の夢を語りたい」などとは別に思わないから。
102BOCONON :2017/01/03(火)13:52:01 ID:yS5
次に進もう。

> 嘗て主観批評或いは印象批評の弊害という事が色々と論じられたことがあった。

これ以下印象批評について書いている部分は,正直僕には誰の何の話をしているのやら
当時の事情を知らぬからよくわからぬ。もしかしてこれもマルクス主義の文学観に対す
る当てこすりなのかしらん?
103BOCONON :2017/01/03(火)13:53:53 ID:yS5
何にせよ僕としては(或いは多くの読者も)印象批評の何が悪いのやらわからない。印象
批評であろうとなかろうと,基本的に批評するには出来るだけ客観的に作品を理解した上
での事でなければ,そんなものは批評なんぞにはなりようがないではないか? なぜ「印象批
評で何が悪い?」と言わないのかどうも不分明である。
104BOCONON :2017/01/04(水)03:56:14 ID:i6z
小林は結局その問題には何も答えを出さない。

> 兎も角私には印象批評という文学史家の一術語が何を語るか全く明瞭でないが
> 次の事実は大変明瞭だ。
> 所謂印象批評のお手本,例えばボオドレエルの文芸批評を前にして,舟が波に
> 繊鋭な解析と溌剌たる感受性の運動に,私が浚われて了うということである。

「印象批評でたくさんじゃないか」と思うんならそう言えば良いだけの話である。唐突にボード
レールの批評の話などされても困るのだ。普通そんなものを読む奴なんてそんなにいる筈がない
んだから。
鹿島茂なぞもフランス文学の教授のくせにこの点については何も語っていない。多分ボードレール
の詩はとも角,批評など読んじゃいないのだろう。
105BOCONON :2017/01/05(木)16:56:27 ID:7nW
僕も勿論読んではいない。ちくま学芸文庫からボードレールの批評の本が出てはいるが,多分
読んでもわからないだろうし,読めばわかるとしても「僕の言いたいことがわからない? なら
ボードレールの批評を読みなよ。そうすりゃわかるだろうから」なんてふざけた “論文/批評/評
論” なんてものがあってたまるものか。
106BOCONON :2017/01/05(木)16:58:06 ID:7nW
そもそも「生き生きとした嗜好と尺度」と何かそれ以上のものによってボードレールが批評を書いていて,
それがいいのだとすれば,それが出来るなら別にボードレールじゃなくったって良い話である。
こんなところでそんな名前を持ち出すより自分でちゃんと説明したら良かろう。そうでなけりゃ,こ
んなものは単に権威づけにしかなりはせぬ。
107BOCONON :2017/01/17(火)04:09:30 ID:OAH
さて,迂闊にもここまで書いてきて気がついたのだが,僕はもはや文学なんぞには大して関心が持て
なくなっているのであった。もう既に1% 対 99% の戦いが始まっているのだ,この時代は。
小林秀雄も言った通りである。

  僕には戦争に対する文学者の覚悟という様な特別な覚悟を考える事が出来ない。銃をとらねばなら
  ぬ時が来たら、喜んで国の為に死ぬであろう。

但し,僕は国の為になんぞは死ぬつもりはない。なぜなら今は国なんてものはそれ自体が敵になりつつ
ある時代だから。
108BOCONON :2018/07/20(金)19:32:08 ID:Lxb
既婚女性板で小林のヒトラー礼賛の文章について書いたら,国文学者なのか右翼なのか知らないが
おばちゃんが一人「それは "〇〇〇〇"(エッセイのタイトル のことか? それなら書くまでもない。
小林は戦中も戦後も一貫してヒトラー支持だった」と無茶な事を言ってきたので驚いた。「何の根拠
があるのか知りませんが,それが本当なら是非論文或いは本にお書きください」と言っておいた。
109BOCONON :2018/07/20(金)19:56:54 ID:Lxb
さて,1年半ほど文学に関するあれこれついてはたまに思い出すだけ,と云った状態が
続いたがその間に小林秀雄の評価が変わったわけではない。だが少し彼の正体にいくら
か近づけた気もする。きっかけは小谷野敦/中公新書ラクレ『純文学とは何か』という本
である。
110BOCONON :2018/07/20(金)20:06:07 ID:Lxb
一般書籍板の「僕の採点表」から引く。

この本の最後の章で小谷野せんせいは晩年の柄谷行人について「"なんとなく
リベラル" で(大塚英志や渡部直己と同様)韜晦ではなく本気で文学に敵意
を抱いてきたのが明らかになった」と云った意味のことを書いている。
111BOCONON :2018/07/20(金)20:08:23 ID:Lxb
さらには「昭和の文藝評論家は,小林秀雄,江藤淳,柄谷から渡部,絓秀美(スガ
ヒデミと読む)までいっそ文学を否定したいという人々が主流だったのである」と。

この指摘は重要だ。小林秀雄を批判しようとしても誰も何か確信に届かない感じ
がする理由はおよそこのへんにある,と僕は考える。
112BOCONON :2018/07/25(水)19:21:12 ID:1sm
簡単に言えば小林秀雄はマザコンでオカルト好きで哲学的なセンスなどまったくなく,
インテリなんて嫌い,文学者も嫌いな男のオバチャンである。
・・・と言っただけではあまりに唐突であるようだが,こういう目で見ると彼の「名言」
の数々もそう言いたい気持ちはよーくわかるのである。以下それらについて思いつくまま
書いてみよう。
113BOCONON :2018/08/01(水)07:06:56 ID:tOD
そもそもこのスレに何度も書いたような,戦時中のヒトラー礼賛の文章をなかったことにして
全集にも収録せずしれっとしている,というのがいかにも女,いかにもオバチャンである。女
というのが割と平気で嘘をつく生き物だというのは誰でも思い当たるところがあろう。仕事で
ヘマやっても「私,それ全然やってません」と(きりっと,毅然とした態度で)ウソついたりする
女は珍しくもない。ぼくの場合も何度かあったな。…まあ,なめられてたのかも知れんが。
114BOCONON :2018/08/01(水)07:14:10 ID:tOD
>112 に書いた学者嫌いというのもいかにもオバはんであるな。オバはんに限らないかも
知れないが,日本人は学者や評論家,文章を書いているだけの人間なぞ内心バカにしてい
るのは,国会議員選挙に落ちた邱永漢が言う通りである。「TV出てる人でなきゃダメだな。
著述業者なんて日本人は信用してないし,尊敬の念も親しみも持ってない」だ。
115BOCONON :2018/08/01(水)07:19:26 ID:tOD
氏ほどの有名人でもテレビ芸者でもやらなきゃダメなのだもの,学者や評論家なんて問題外
である・・・と言っても理系の学者なら別だけど。政治家はともかく,一応尊敬はされる。
なぜなら役に立つからである。目に見えるからである。お世辞も大事だが,贈り物でも差し
上げなきゃダメだ。目に見えるものでなきゃ,夫婦ならせめて嘘でも「愛してる」ぐらい言わ
なきゃ女は信用などしてくれない事諸兄ご案内の通りである。
116BOCONON :2018/08/01(水)07:40:56 ID:tOD
だから学者嫌いと言っても,岡潔みたいな数学者などとなら肝胆相照らし合っちゃったりする
のである。
ま,僕も経済学なんてものは「TPPに限らず,関税は世界的になくす方向にしか行っていないし,
自国の産業が衰退して一時的に困ったりしてもそれは致し方ないことである。困ってしまう業種
の人たちへの手当は別に考えるべきだとしても,だ。これを機会にもっと将来性のある産業に乗
りかえる事を考えなければ国全体が衰亡してしまう」と云った肝腎なことだけ心得ていればOKだ
と思う。
117BOCONON :2018/08/01(水)07:47:54 ID:tOD
でもTVなんぞでは「農家の人やある種の製造業の人が困ってもそれは致し方ない」なんて事は
言わせてもらえないし,民主制の国では正しい事を言っていても嫌われたらおしまいだから,
上記のような正しい事を言っても何にもならない。(僕を含めて)日本は土人国であるから,田
中角栄のような人間でなければ大した事は出来ないのは確かである。
118BOCONON :2018/08/01(水)08:00:01 ID:tOD
小林が「日本国民は戦争に黙つて耐へた」とよくわからない事を感慨を込めて言うのも,「僕は
歴史の必然といふものをもつと恐ろしいものと考へてゐる」というのも,つまりは「お前ら偉
そうなインテリが何を言おうと,そしてそれが正しかろうと,日本国民には日本何の影響力も
持たないし,間違っていても何の責任も取らないんだから,つまりお前らも土人に過ぎない。
俺は偉そうな能書き垂れる土人なんて存在意義不明なものになるくらいなら,ただの土人とし
て平凡な日本国民に寄りそう道を選ぶね」と言っているのだ。
119BOCONON :2018/08/01(水)08:08:45 ID:tOD
僕としては,そういう「みんなと仲良くしなきゃやっていけないんだから,みんなやってるん
だから…」と言うような女的発想をするくらいなら,若いうちからパチンコ屋の店長でもやって
お金貯めて40代でリタイヤ,後はマレーシアあたりで一生遊んで暮らす法を選ぶけどな。 医療
の問題がなきゃ,だけど。小林も外国で外国人相手だと「英語でそんな難しいことは言えないから…」
などと何だか意気地がないしw
120BOCONON :2018/08/01(水)08:26:14 ID:tOD
あれ,何を言おうと思っていたんだったかな。
そうだ,以上は「小林秀雄がなぜロッキード事件騒動のさなかにあってぜ田中角栄の日経新聞
連載『私の履歴書』を絶賛したのか」その理由を書こうと思っていたのだった。僕はそんなも
のは読んじゃいないが,小林の気持ちはよくわかるのである。
121BOCONON :2018/08/01(水)08:29:35 ID:tOD
たぶん小林は「田中角栄は理想的な人の上に立つべき日本人である。失敗を怖れず,良くも悪しくも
理想を見失わず,アメリカをも恐れず,泥臭い事をするのも厭わないのだから。カッコばかりつけて
何もできず無能無責任なインテリやエリート連中ごときがたち打ち出来るような相手じゃねえぞ」と
言いたかったのである。僕としては「じゃあ小林,お前もやれや。"政治なんてものは虫が好かない"
とか言って泥臭い事はやりませんじゃ、お前も口舌の徒に過ぎんだろうがっ」と云ったところであるが。
122BOCONON :2018/08/02(木)21:45:12 ID:Kej
よく引用される割に「"歴史の必然" は恐ろしい」と小林が言う意味をたぶん誰も
わかっていないように思われるから,それについても付言しておこう。
太平洋戦争中最前線で戦ってかろうじて生きて戻って来た高学歴で賢い人たちに
誰かがインタビューした文章を読んだことがある。
問い「あなた方は負けるに決まっている戦争と分かってらしたようですが,それ
でどういう気持ちで戦っていたのですか?」
123BOCONON :2018/08/02(木)22:08:38 ID:Kej
答え「あの戦争は避けられない戦争だった。僕らが馬鹿げた戦争だと分かっていてもどうにも
ならない。日清日露と勝ったせいで日本人の大部分は言わば調子に乗っていたのだから。鬼畜米
英なんて馬鹿なこと言って,ね。だから "もう日本人はいっぺんこっぴどく負けなきゃ懲りる
見込みはないな" と思っていたし,むしろ僕らはそのための犠牲となるために,つまり負ける
ために一兵卒として戦っていたんだ」
124BOCONON :2018/08/02(木)22:17:00 ID:Kej
僕にはこの人の気持ちが良くわかる。「戦争に行ったこともない奴に何がわかる?」と言われ
ても僕にはそう言う資格があると答えよう。なぜなら僕は8年前にブログで「日本の原子力発
電は近い将来とんでもない大事故を起こすだろう」と予言していたのだから。そして実は今で
もそう思っている。旧日大本帝国軍部や国民と同様今の日本もおよそ原子力発電に関してはま
ともではないからである。
125BOCONON :2018/08/02(木)22:23:49 ID:Kej
原子力発電について基本知識があれば,原子力発電関係者に限らず政治家,国民,役人,原子力
発電関係各社・者も「こりゃちょっと信じられないほどのお粗末っぷりだなあ…」と思わない方が
おかしいのだ。まともな人間は原子力発電なんぞに関わりたがらず,ダメ人間ばかりが原子力発電
なんて超危険なものを動かしていたらどうなるかくらいわかりそうなもんだ,という話である。
126BOCONON :2018/08/02(木)22:29:58 ID:Kej
だから僕らは戦争から帰ってきた尊敬すべき大日本帝国陸軍の生き残りの人たち同様「上から
目線」でものを言う資格はあると考える。かの人たちと違うのは僕は「原子力発電が大事故を
起こしてもたぶん日本人は少しも目を覚ますまい」と思っていたことだ。で,実際その通りで
あった。やれやれまた事故を起こすのは間違いないとしても,迷惑だから僕が死んだ後にして
もらいたいもんだ。
127BOCONON :2018/08/03(金)21:59:50 ID:y3h
そんな事はとも角,僕や尊敬すべき元兵卒の人たちと違っているところが小林にはある。
それが問題なのだ。

①小林が日本が負けることを予期していたかどうか疑わしいこと。
何しろ戦争中ヒトラー礼賛の文章を書いていた御仁である。少なくとも無茶な戦争である
ことを分かっていたと考える根拠はない。澁澤龍彦のような当時学生だった人たちにさえ
当然のように分かっていた事すら考えたこともないただの馬鹿だとすれば,なんで歴史や
戦争について利いたような口を叩くのか。
128BOCONON :2018/08/03(金)22:08:03 ID:y3h
②日本人は「懲りる」べきだという当たり前の事を考えていない
なんで「僕は馬鹿だから反省などしない」などといい気になって見得を切っているのか?
そりゃつまり上記の通りで「馬鹿によりそって生きる人」だからである。何しろ晩年姓名
判断に凝った馬鹿な(そして多分あまり幸福でなかった)母親に「秀雄という名前は悪い名」
だと言われ「おふくろを喜ばすために改名したかったが」云々などと書くような人間である。
129BOCONON :2018/08/03(金)22:14:22 ID:y3h
すなわちこれは「馬鹿だっていいじゃないか,仕合せならば」と言っているに等しい。そう
いう「母親や親族その他が馬鹿でもなんでも大事にしてやらなきゃ。われは子なれば」「不平
を言っても始まらない。母親すら大事にすることが出来ないくせに利巧そうな事を言うような
人間が何を言っても僕は聴き耳を持たぬ」と云ったところである。
130BOCONON :2018/08/03(金)22:20:42 ID:y3h
そうだとすれば文学者 or 文学愛好家なんてやくざな人種にはこれは耳に痛い言われ方だろう。
だから成程これは一理はあるには違いない。
だが二理はない。なぜならこれは一つの思想的立場とか考え方とかいうより単なる思考の放棄だ
からである。或いは単なる開き直りに過ぎない。
131BOCONON :2018/08/03(金)22:27:14 ID:y3h
リチャード・ローティは「いろいろ問題はあっても,基本的にアメリカは良い国であり誇りの
持てる国だと思わなような人間にどうしてアメリカを良い国にして行くことが出来ようか」と述
べているよしであるが,これは小林と似ているようで似ていない。ローティは「馬鹿でもいいじゃ
ないか」なんて事を言うはずがない。だってそれじゃアメリカを良くするもへったくれもないから。
132BOCONON :2018/08/04(土)08:00:23 ID:QVl
ここで小林のかの「僕は馬鹿だから反省などしない」という放言について,彼が少し後に
書いた反省の弁(?)を引いておこう。

「當時、私は或る座談會で、悧巧な奴はたんと反省するがよい。私は馬鹿だから反省なぞ
しないと放言し、人々の嘲笑と非難を買った。私は、自分の名状し難い心情を語る言葉に
窮しただけで、放言なぞする積りはなかったのである。今日になっても同じ事だ。私の心
は依然として亂れてゐる。これは私の氣質から來るのでどうも仕方がないと思ってゐる」
133BOCONON :2018/08/04(土)08:01:23 ID:QVl
「私は馬鹿だから反省しない、などといふ反語は少しも使ひ度くはない。併し、私達が
經驗した大悲劇は、日本國民の非近代性に關する雄辯な反省などで片付けられるもので
はない、といふ考へを變へる事が出來ない。事件は過ぎ去ったが、事件の遺した傷は、
雄辯によって治癒する様なものではない。傷が疼くのを知ってゐるのは當人だけだ。」
134BOCONON :2018/08/04(土)08:15:28 ID:QVl
「つい言ってしまたのです」「反省などしないとはもう言いません」と言いながら「雄弁な
反省などでは片づけられないことですし…」だと言うのだから一反省する気があるのやらない
のやら,あるいは一体何をしたいのやら判然としないな。だいいち誰が小林に「雄弁な反省」な
んてものをしろ,なんて言ったんだ?
135BOCONON :2018/08/04(土)08:17:27 ID:QVl
これは要するに要領を得ない事ばかりグズグズ言い続け,ぐだぐだ先延ばしにして誤魔化そう
としているに過ぎない。「そんなつもりはない」と言ったとて結果としてそれしか出来ていない
のだから同じ事である。こんな男の放言をカッコいいと思っているオツムの弱い子が世の中沢
山いっるのだから困ったものだ。
136BOCONON :2018/08/04(土)08:26:06 ID:QVl
僕が言いたいのは小林は少しは懲りたら良かろうという事だけである。当然ではないか?
「こんな事を何度も繰り返していたらしまいに日本が滅びかねない」というような問題だ
もの。
> 私達が經驗した大悲劇
「大悲劇」なんて大仰かつ芝居がかった言い方でゴマ化してはいけない。あれはまったくの
「愚行」である。
137BOCONON :2018/08/04(土)08:45:46 ID:QVl
> 日本國民の非近代性に關する雄辯な反省などで片付けられるものではない

左翼はそう言っているのかも知れないが,問題は「日本国民の非近代性」なんぞにあるのでは
ない。「春秋に義戦なし」で,何の得にもならない馬鹿げた戦争をして国家存亡の危機に陥った
のだもの「これに懲りて日本を二度とこんな愚行に走る事のないようにせねば」となぜ考えない
のかという話に過ぎない。
「インテリさんに非難されても日本人は皆傷ついているんだから,私だって悩んでるんだから」
とか,ぐずぐず言ってんじゃないよこの馬鹿野郎。
138BOCONON :2018/08/04(土)09:01:18 ID:QVl
> 事件は過ぎ去ったが、事件の遺した傷は雄辯によって治癒する様なものではない

何だ「事件」って他人事みたいに。「雄弁」の話なぞ誰もしていない。これは日本人が自らの
愚行によって招いた災厄である。「俺はインテリ左翼とか,利巧そうな事を言いたがるイン
テリなんざ虫が好かんね」と言うのなら,せめて先述の最前線で戦った人たちには敬意を表
すべきである。小林は戦争中は中国へ渡って上海蟹食う程度しかしてない役立たずだったの
だから。
139BOCONON :2018/08/04(土)09:17:35 ID:QVl
いっそ小林は「俺は(自分の母親をはじめとする)愚かな日本人が好きだ。そういう人たち
の中でなくては生きられない」と言えば良かったのだ。
「日本人なんてそんなものだもの,戦争は避けられないことだったし,これからもとんでも
ない愚行を重ねて行くだろう。その結果日本が衰亡/滅亡してもそれは仕方のないことだ」と。
140BOCONON :2018/08/04(土)09:32:10 ID:QVl
あるいは「戦争中のヒトラー礼賛の文章が問題視されて文壇追放されてもかまうものか」
「俺は林房雄君の『大東亜戦争肯定論』は正しいと考える」などと言うならそれは一応筋
が通ってはいるのだ。実際そう言いたいのだろうが,それではあんまりヒド過ぎるので
上記のような中途半端な "反省の弁" になったのだろう。
まことに歴史の必然が小林秀雄の言うようなものであるなら本当に「恐ろしいもの」である。
「なるようにしかなりません」だもの,冗談じゃねえよ。
141BOCONON :2018/08/05(日)17:02:51 ID:w16
と云った次第で,結局小林は戦争についても「無常といふ事」同様「子供の死を悲しむ
母親と云った生きた人間のかけがえのなさも考えず,歴史をのびた飴なんぞのように
とらえて "歴史の必然" なんてまるっきり他人事のように言っているような奴は人間
じゃねえ! お前らはインテリなら運命なんてものはどうにでもなると思っているのか?
ならやってみせろいっ」と言っているのであった。
それは半分正しい。でもそれだけじゃそこらの知性などない婆さんと同じである。だから
僕は小林は男のオバチャンであると言うのだ。
142BOCONON :2018/08/05(日)17:21:36 ID:w16
次,何を取り上げても結論は同じであるが,思い出した小林の迷文句はこれ。

「美しい "花" がある。"花" の美しさという様なものはない。彼の "花" の観念の曖昧さに
ついて頭を悩ます現代の美学者の方が、化かされているに過ぎない」

これも要するに馬鹿な女が「タモリさんは屁理屈言うから嫌い」「理屈っぽい男はめんどくさい
からイヤ」と言っているのと大した違いはない。
143BOCONON :2018/08/05(日)18:03:12 ID:w16
勿論僕は美学なんてものに詳しくはない。だがすべての哲学者は芸術論において躓く」という
誰かの言葉は本当だとしても,美学者のやっている事がくだらないとは思わない。真の哲学者
とは誰も問題などないと思っているところに問題を見つけてしまうものだから。
で,小林よ,お前はどうなんだ? どうせ美学の本などろくに読んでやすまい。「いやちゃんと
読んだ」と言うなら誰の何を読んだと言うのだ?
144BOCONON :2018/08/05(日)18:11:34 ID:w16
「花」なら誰でも見ればわかるが,小林はここで世阿弥の芸術について語っているのを
忘れてはいけない。なんで小林が能の通のような口を利いているのだ? 能の修行はお
ろか謡を習ったこともありゃすまい。能を見たことはあると言っても,観ながら「あの
能役者は麻雀が上手そうな顔をしている」などと下らん事を考えている始末だ。
145BOCONON :2018/08/05(日)18:18:26 ID:w16
つまり薪能(タキギノウと読む)を1回観たことがあるだけの僕のようなシロウトと何ら
変りはないのだ。それで何で世阿弥の意図しているところの「花」観念をよーく理解できて
いるのだ,お前は? 「俺を誰だと心得る!」とでも言うか?
146BOCONON :2018/08/05(日)18:25:13 ID:w16
「解釈を拒絶して動じないものだけが美しい」などと(自身は風貌・服装からして少しも美しい
ところのない)小林はキッパリ言い切っている。だがそんな態度をカッコいいと思うのは頭の
悪い女か中途半端なインテリだけである。「花の美しさというもの」があるかないかは僕なら
自分で決める。「単に思考放棄してるだけのくせに何を格好つけてんだこの馬鹿」である。
147BOCONON :2018/08/06(月)07:58:07 ID:YL8
長い事僕はベートーヴェンが苦手だった。『第九』と『田園』以外は「なんか押しつけ
がましくて仰々しくて嫌だなー」と思っていたのだ。それが先日ふと「現代オーケストラ
だからそうきこうえるんじゃないか? もともと『運命』だって音楽の地位の高くなかった
当時ならもっと聴衆に聴きやすいように演奏していたに違いない。ならばこれは古楽演奏
経験者でないと本当の響きは出せまい」と思った。
148BOCONON :2018/08/06(月)08:08:51 ID:YL8
そこでアーノンクール+ヨーロッパ室内管弦楽団のCD『運命』を買ってきて聴いてみたら
これが当たりで「ああやっとベートーヴェンの意図するところがわかった」と思えたのだった。
しかしわかったから好きになったかと言えばそれはまた別の話で,結局「確かに堂々として
立派な音楽だけど聴いていて面白くも楽しくもないな。こういうのは困るなあ。宮中で戴冠
式かなんか儀式のBGMとして鳴っているんならいいだろうけどさ」と思ったのだった。
149BOCONON :2018/08/07(火)15:10:13 ID:qkW
つまり「なんでも堂々として立派ならいいってもんじゃない,音楽ってそういうもんじゃ
ないだろう」という話である ...

何の話をしているかと言えば,僕は小林には似たような感想を持たざるを得ない,という
ことだ。「なんでも "卑しいものはきっぱりと拒絶する" って態度で堂々としてりゃい
いいというもんじゃあるまいに」と。
150BOCONON :2018/08/07(火)15:17:24 ID:qkW
いや,ベートーヴェンはそれでも言わば言行一致あるいは首尾一貫しているから良いの
である。普段から傲岸不遜なところが多分にあったし,案外モテる男でもあったのだから。
しかし僕は小林が文章どおりの人間であるとは少しも思わない。小林は見かけだけである。
モテるとか云う話なら池田晶子に「惚れぬいてま~す」と言われたら小林は喜ぶかも知れ
ない。
151BOCONON :2018/08/07(火)15:27:22 ID:qkW
だが実際に小林が苦しい恋を実体験した女と言えば長谷川泰子程度しかいない。で,鹿島茂
も言っているが,そんな経験は一人の女と1回だけのことだし「自分は女に鍛えられた」など
と自慢げに言うほど大したもんではない。鹿島の本に詳しく書いてあるが,小林と長谷川の
関係というのは,愛だ恋だと言うよりは明らかに「共依存」と言うべきである。そうでもなく
てあんな半基地外な女と好きで一緒に暮らしたというのなら小林自身もいい加減頭がおかし
いと言うべきである。
152BOCONON :2018/08/07(火)15:35:51 ID:qkW
それを小林は「どうだ,お前ら文学青年なんて軟弱者どもなんかと違って俺は女と一緒に
地獄を見てきたのだぞ」と言わぬばかりなのだからバカバカしい事この上なしである。あ
まつさえ後年小林は自分で長谷川のことを「狂人」呼ばわりしているのだから酷い話もあっ
たもんだ。
女がらみでなくとも,小林は自慢するほど苦労人でもなければ艱難に「玉に」されたと言え
るほどのことは別に何もない。あるなら誰か教えてもらいたいもんだ。
153BOCONON :2018/08/08(水)19:40:14 ID:Z3p
そう言や小林は石原慎太郎に似ているな。「威勢がいいように見せかけているだけの
"言うだけ番長" 」であるところが。石原は自分に反撃してくる心配のない,例えば
ウェイトレスなどに対しては何事かと思うほど態度がデカいので有名であるが,嫌っ
ていた田中角栄でも,「"自民党を内側からぶっつぶす" とか薄っぺらい事を言うもん
じゃありません」と窘めた三島由紀夫でも,真っ向から批判反論などした事は一度も
ない。
154BOCONON :2018/08/08(水)19:45:15 ID:Z3p
小林も切れ味鋭いようでいて,鷗外漱石のような批判したら非難されそうな相手だと最初
から批評の対象にしないのだからまことに世渡り上手な奴だw せいぜいが正宗白鳥相手に
くだらん論争した程度である。僕としては「なんでお前ら如きがトルストイの胸中を勝手に
忖度してものを言ってやがんだw」としか思わない。
155BOCONON :2018/08/08(水)19:54:35 ID:Z3p
その正宗とはその後しかし案外気が合ったらしい。後年対談したのを読むとうやら小林は酒を
飲みつつ話していたようで,呑み助がよく言うような「悪口のようなお世辞」を連発したあげ
く,酔っ払って「正宗さんの奥さんはいい奥さんだなあ!」などと言い出す始末である。困った
奴だなw 正宗もあきれ気味で「何言っとるか。つまらない」と苦笑しおったな。まあしょせん
はお坊ちゃま育ちな人間である。
156BOCONON :2018/08/09(木)12:03:45 ID:9IC
一方寿司屋などでは酔って後輩文学者をねちねちいびって泣かせたり,なんてことばかりしてゐ
やがるんだから困ったもんだw 石原慎太郎などは本当は気が小さいから,見ていられなくて小林
に苦言を呈したか,自慢げに言って言っていたな。「あんた,切りもなくねちねち気持ちわりいん
だよ! 酒が不味くなるからやめろ」くらい言ったのなら石原も見直してやっても良いのに。
157BOCONON :2018/08/09(木)19:18:45 ID:9IC
思い出すのが面倒なのでネットの「小林秀雄名言集」と云ったページを見ると,案外
僕の知らないものが多いな。それにどうも何を言ってるのやらわからない(引用してる
奴もたぶんろくにわかっちゃいない)ようなものが多くて閉口だ。その上分かるものは
別段大した事は言っていないのだから馬鹿々々しい。
158BOCONON :2018/08/09(木)19:27:38 ID:9IC
たとえば ...

  自己嫌悪とは自分への一種の甘え方だ。最も逆説的な自己陶酔の形式だ。

まあ自己嫌悪なんてものは自分に対する誤魔化しであるのはその通りである。自嘲癖なんて
ものも同様だ。だがそんな事は(自己嫌悪に陥った事のある)人間なら誰でもわかる事である。
人間が本気で自己嫌悪したらそりゃ自殺するしかなくなる。当たり前で,小林のような芝居が
かった言い方をする必要などない話である。ガキじゃあるまいし。
159BOCONON :2018/08/10(金)19:33:41 ID:qAr
ここで「小林秀雄の人物評」という何かの本に書いてあったネタを思い出したのでそれに
ついて書く。どういうものかと言えば――
「小林秀雄の人物評は2パターンしかない。一つは "あいつは気違ひだ" もう一つは "あ
いつは正気だ"。もう一つ "お前は馬鹿だ" というのもあるという説もある」というもの。
160BOCONON :2018/08/10(金)19:39:46 ID:qAr
小林は "キチガイ" というのがよほど嫌いなようで,その辺もオバチャン臭いと僕が思う
所以である。女というものは風邪など引いた男には要らぬお節介,忠告などは喜んでする。
だが精神分裂病などになると,大方は途端に気持ち悪がって逃げ腰になるのが常である。
精神分裂病/統合失調症など「1,000人に一人」と云った珍しくもない病気であるから交通
事故より気をつけなければならないようなものなに全く他人事だと思っているのだ。
161BOCONON :2018/08/10(金)19:45:15 ID:qAr
西原理恵子の本その他でアルコール依存症の理解は少しは進んだようでもある。鬱も蔓延
しているからあまりにいい加減な口を出す人間も少なくなった気もする。だが多くは「変な
人」「気持ち悪い人」扱いで,小林同様それが病気であることすら理解しようともしない。
だから事実上これも小林同様事実上「悪人」扱いである。なんで小林は自分が理解できない
からって赤の他人を悪人扱いなどしてよいと思っているのか?
162BOCONON :2018/08/10(金)19:46:25 ID:qAr
「だが」以下は統合失調症の話であります。書き漏らした。
163BOCONON :2018/08/11(土)19:35:48 ID:iX2
それは統合失調症の患者なんてものは,あまり善人そうには見えない。精神が壊れつつある
のを自分とはそうと思わず,周りが変だとひとのせいにしてしまうからである。アルコール
依存症の患者も普通自分から「おれはアル中かも知れない」と認め,病院に自分から行った
りはしないものだ。人間なんてものはそういう意味で哀しいもんである。
164BOCONON :2018/08/11(土)19:41:16 ID:iX2
池田晶子は「人間なんてそんなもの」などと言ってしまうような態度の人間が大嫌いだ
そうだが,事実だからそれは致し方ない事である。それでは世の中ほとんどの人間を
嫌うのでなければ筋が通るまい。…尤も彼女は「子供を作るか否か,ひとはもっと考えて
するべきだ」とも言っているから筋は通っていると言えなくもないが。
165BOCONON :2018/08/11(土)19:47:25 ID:iX2
統合失調症の患者の妄想に戻ると,辻褄を合わせるにはちょうど良いらしく,電波がらみの
ものが多い。初期には「この部屋には盗聴器がしかけられているんじゃないか?(誰か自分の
弱みを握ろうとしているんじゃないか?)」と云ったもの。ひどくなると「ある世界的なスパイ
組織がスマホに細工して私を監視している。私にはわかるんだ」などと言い出す。ASKAもそん
な事を言っていたが,覚醒剤の禁断症状による妄想は統失そっくりなのである。
166BOCONON :2018/08/11(土)19:54:14 ID:iX2
そんな次第で統失の患者は常に被害妄想にかられているので(常にではないが)あまり会話が
成立しなくなったり,精神科医も相対するといやな感じの気まずさを感じたりするのである。

だが,だからって統失の患者を悪人呼ばわりしていいという話には当然なりはせぬのだ。それ
をしも悪人と言うのなら珍しくもない病気だもの,小林だって統失になる可能性はあるわけだし,
親類縁者に探せばそんなものの一人や二人は見つかるに決まっているのだ。
167BOCONON :2018/08/11(土)20:03:24 ID:iX2
そして統失になったとして「お前は知人や家族親戚の者に向かって "お前は悪人" などと言
えるのか?」という話である。小林自身も彼ならいやな感じのする人間になったりしない筈だ
など考る理由はない。小林は寿司屋で人をいびって泣かせていい気になっている人間だもの,
尚更である。
168BOCONON :2018/08/11(土)20:09:06 ID:iX2
いや,統失なんぞになる必要もないな。日頃人格者で通っている人間でも1か月もひどく
睡眠不足でいればもう完全にまともではなくなる。無闇とふてくされた態度をしたり,い
きなり激怒して怒鳴ったり,人間は簡単に狂人になることができるのだ。これも小林だけ
はそうはなるまいと考える理由などない。
169BOCONON :2018/08/11(土)20:17:12 ID:iX2
従って小林自身もいつ "悪人" になるか知れたものではなかったわけで,実際には(僕と
同じく)そうならなかったとしても,それは運が良かったに過ぎぬのだ。だから小林は故
なく人を差別しているのだ。「知らなかったから…」では済まされない。それでは自分の家族
が発症しても何の手も打つことが出来まい。だから僕は小林は結局その辺のただのオバチャン
と程度が同じであると言うのである。こんな馬鹿をつけ上がらせてはならぬ。
170BOCONON :2018/08/15(水)16:01:40 ID:MVb
小林は "不平家" というのもひどく嫌いであるらしい。

 ・善良な不平家といふのが一番嫌ひだ。一番救われない感じを常に受ける。

 ・不平家とは自分自身と決して折合わぬ人種を言うのである。
  不平家は折合わぬのはいつも他人であり環境であると信じ込んでいるが。
171BOCONON :2018/08/15(水)16:06:18 ID:MVb
言ってる事が間違いだと言うのでもないが,別に関心するような指摘でもない。小林なんぞに
言われなくても,サラリーマンでもなんでも社会人を何年かやっていればいくらでも出くわす。
小さいことで年中不平を鳴らしている奴やつまらんことで人に小言ばっかり言ってる男等々。
「あれは悪い人間じゃないんだけど」だから余計始末に悪い,と云ったような人間である。
172BOCONON :2018/08/15(水)16:12:20 ID:MVb
そういう場合にどうするかと言うと,僕は仕事が嫌いで遊ぶのが好きだからおおよそ別に
何もしなかった。どこでも「一生この会社に人生捧げて生きて行くのだ」とか「何とかして偉
くなりたい」なんて気持ちもなかったし。
しかし案外獰猛なところもあるので,あんまり腹に据えかねると吾ながら呆れるような大声を
出したりもしたな。「お前なあ,そんな事ばかり言ってると誰にも相手にされなくなるぞっ!」
などと。
173BOCONON :2018/08/15(水)16:19:34 ID:MVb
なぜ小林はそうしないのか? なぜ繰り返し誰に言ってるんだかわからない愚痴めいた文章を
書いているのか? 無論陰口しか言えない男のオバチャンだからである。大声出して人を一喝
した事があるならいつどこでやったのか言ってみせるがいい。江藤淳ならともかく,僕は志ん
生みたいなふにゃふにゃ口調で話す小林にそんな事が出来るなどとは信じぬ。
174BOCONON :2018/08/15(水)16:29:18 ID:MVb
小林の文章のどこに彼が現実に於いてそんな毅然とした態度が出来ると信じる理由があろう?
菊池寛が売った絵の代金を払ってくれないので仕方なしに文春ビルの食堂で「先日は絵を有難う
御座いました!」などと言うのが関の山だ。江藤淳に三島の死の意義について一言で全否定され
てもぶつくさ言ってるだけでお終いである。
175BOCONON :2018/08/15(水)16:33:03 ID:MVb
本当にインテリしか相手に出来ないくせにインテリ,文学者嫌いなのだから何をしたい
のやらわからない。田中角栄のような傑物や昭和天皇が好きならそういう人間とばかり
つき合ったら良かろうに(向こうから「それは断る」と言われるだろうが)。
かくて僕は言わねばならぬ「"善良な不平家" とは小林よ,お前のことだろうよ」。自己
紹介乙である。
176BOCONON :2018/08/17(金)21:14:26 ID:iTQ
『NHKスペシャル』で戦災で孤児~浮浪児になった経験のある人たちが舐めた辛酸の話を聞き
それをドラマで再現していた。僕は子供が飢え死にしたり虐待死したり性犯罪者に殺されたり
なんて話はどうにも辛くて聞いていられない。この時期小林は「日本人は戦争に黙って耐えた」な
どと寝言を言っていたのだから許しがたい。まだ何も終わっちゃいなかったんだろうが,この
土人どもがっ!
177BOCONON :2018/08/17(金)21:57:51 ID:iTQ
青山二郎はある時小林秀雄を「おめえのやっていることは、お魚を釣ることじゃねえ。釣る
手附を見せているだけだ」と極めをつけてことがある,というのは有名な話である。小林
は泣き出したそうであるが,この話もどうもよく話題になる割にはおよそ理解されている
とは思えない。青山の言がどういう意味で,なぜそれが小林を泣かせるほど痛烈な一撃で
あり得たのか,ちゃんと納得できる説明している人を僕は知らない。
178BOCONON :2018/08/18(土)20:11:25 ID:Knr
まあどういう意味って,思うに青山の言った通りの意味であるにすぎない。簡単に言って
しまえば「何も釣れてはいない=大したことは何も言っていない」ということである。別段
大した結論もなし。小林の文章読めば芸術や思想が(哲学ではない,小林には哲学的なと
ころは何もない)より良く理解できる,なんてこともなし,ということだ。
179BOCONON :2018/08/18(土)20:19:50 ID:Knr
それは以前からここで縷々書いてきたことでもある。たとえば『無常といふ事』に一体何の
感心するようなところがあるのか? 「人の人生は1回きりでかけがえのないものだ」=「マルク
ス主義かぶれが "歴史の必然" がどうの,プロレタリアの天国が遠からず来るの言ったって
その時には俺らはもう死んでるんじゃそんな空念仏なんかに人生捧げられるかい」と云うだけ
のことだ。そんな事は誰にでも言えることである。
180BOCONON :2018/08/18(土)20:29:00 ID:Knr
僕からすれば『一言芳談抄』なんて誰も読まないような本のことなど知ったことではない。
「とてもかくても候」などと,本人以外には(神にも仏にも)意味不明な変なうたを「なうなう
とうた」ふような女なんてものは普通に考えてただのキチ〇イである。小林は一体何を感心
しているのか。小林も「後世をたすけ」てもらいたがる仏教徒であるなら話は別だが。
つまりは小林は無内容な話をこの本や『徒然草』など持ち出して尤もらしく粉飾しているだけ
の話である。
181BOCONON :2018/08/21(火)23:03:19 ID:Xr5
その次は「あの時は、実に巧みに思い出していたのではなかったか。何を。鎌倉時代をか。
そうかも知れぬ。そんな気もする」などと無意味な美文を書き連ねている。なんでオマエが
鎌倉時代なんて知ってるつもりなんだ? 「ある満ち足りた時間があった事」を思い出していい
気分になるのは「良かったな」であるが,どうせまた蕎麦屋で昼酒でも飲んだに違いない。
182BOCONON :2018/08/21(火)23:12:40 ID:Xr5
「晩年の鷗外が考証家に堕したという様な説は取るに足らぬ。あの膨大な考証を始めるに
至って、彼は恐らくやっと歴史の魂に推参したのである」。そうかもね。歴史好きな人間
というのはそういうものだ。そういうもの,というのは完全に客観的な歴史記述なんて
ものはあり得ないことを知りつつ,それでも真実に近づきたいと思うものだ,という意
味である。そこが単なる鬱陶しい蘊蓄爺と違うところだ。

だが,そんな事は当たり前でわざわざ言うほどのこっちゃないね。
183BOCONON :2018/08/22(水)22:27:49 ID:c42
次に持ち出すのは本居宣長だ。これも誰もこれも誰も読まないような本しか書いていない
三流の学者・歌人、"乞食伝兵衛" に過ぎぬ。無意味な学位取りたがる大学院生御用達の文人
である。その上『古事記伝』を持ち出した後,唐突に「解釈を拒絶して動じないものだけが美し
い」などと言い出す。一体どうしたらそんな結論になるのやら何も説明していない。
184BOCONON :2018/08/22(水)22:31:07 ID:c42
だがその意味を知りたくて宣長なぞ読む唐変木がどこにいると言うのだ? 小林秀雄崇拝者
だってそんなものは読んでいないに決まっているのだ。
よってこんなものは事実上単なるはったりにしかならなりゃしないのである。そうじゃない
と言うなら一体小林がここで何を言いたいのか説明してみせるがいい。
185BOCONON :2018/08/22(水)22:36:58 ID:c42
そもそも「解釈を拒絶して動じ」ようが動じまいがそんなことがどうしたと言うのだ?
ニュルンベルグ裁判ではナチスの高官たちは「自分たちに罪があると認めるか」と聞かれ
て,全員椅子を蹴って「無罪!」と叫んだそうだが,彼らは美しいのか?
正直に「美しい」って言えよ。だから戦時中ヒトラー礼賛の文章を書いたんだろうが。
自分を棚に上げて文弱の徒を脅しつけるのもいい加減にしたがいい。
186BOCONON :2018/08/24(金)22:30:42 ID:YEU
次は川端康成だ。「又,ある日,ある考えが突然浮かび,偶々傍らにいた川端康成さんに
こんな風に喋ったのを思い出す」。何を思ってどう川端に言ったのやらこれではまったく
不明である。いづれ大した意味もない事を持って回った言い方で言ったのだろう。或いは
説明しなきゃわからぬ事を結論だけ言ったとか。
187BOCONON :2018/08/24(金)22:40:13 ID:YEU
まあいずれ川端も小林が何を言っているのかわからずただ困惑したのに違いあるまい。
だから「彼笑って答えなかった」のじゃなくて,答えようがないから笑って適当なことを
言ってごまかしたに過ぎぬ。
それにしても「人間は死ぬとしっかりはっきりとしてくる。まさに人間の形をしているよ」
とは一体何のことだ? 小林も孔子に乗っかって「人間は見えた通りのものです」言ってた
じゃないか。
188BOCONON :2018/08/25(土)21:18:48 ID:yHJ
あ,そうか。「解釈を拒絶して動じないもの」って,必ずしも "者" というわけでもない
わけね。まあいずれ宣長や『古事記伝』や『古事記』そのもの,あるいはその他歴史上の
何からどうやってそんな感想引き出したのやらまったく不明である。具体性が何もない事
を言ってもそれは何を言ったことにもならない。「これがわからぬ奴は低能児だ」と言われ
たってかまうものか。「低能児で悪かったな。こっちは自分を頭良さげに見せるために生き
てるんじゃねえんだよ,この馬鹿野郎」。
189BOCONON :2018/08/28(火)16:40:15 ID:ld7
「思い出となれば、みんな美しく見えるとよく言うが、その意味をみんなが間違えている。
僕らが過去を飾りがちなのではない。過去の方で僕らに余計な思いをさせないだけなので
ある」。いーや,違うね。昔のことを美化しがちなのは人間の本性である。「初恋の人には
会わない方が良い」というのとは違うが,本当につらかったことは思い出せない事,なんべ
ん二日酔いになっても懲りない酒飲みの如く,だ。
190BOCONON :2018/08/28(火)16:54:09 ID:ld7
それとも時間がたてば自分の過去も客観視できるようになると言いたいのか? それなら
必ずしも間違っていない,と言うよりそんな事は当たり前でわざわざ言うほどのこっちゃ
ないね。客観視できるようになってもそれは部分的だし,だから昔のことをどう思おうと
それでもそれが正しいという保証なぞない。
191BOCONON :2018/08/28(火)16:59:24 ID:ld7
あるいは「後からなら利巧そうなことはいくらでも言える。人間の,国の運命というのは
恐ろしいものだ」と言うか。それならせめて自分たちのこれからについて少しは有益なこと
を言ってみせるがいい。そうでなければそれはただの行き当たりばったりである。実際『本
居宣長』なんてずるずるべったりな現状肯定の本に過ぎないしな。「僕は馬鹿だから反省など
しない」じゃねえよ。およそ人間は叱ってくれる人がいなくなったら後は堕ちる一方なのだ
から「俺はこのままでいいのか?」って少しは反省しろ,この間抜け。
192BOCONON :2018/08/31(金)19:31:01 ID:7F0
次が例の「過去から未来に向かって飴の様に延びた時間という青ざめた思想(僕にはそれは
現代に於ける最大の妄想と思われるが)」である。だが「飴のように延びた」などとヘンな喩え
で貶してみたところで,どこの国だって時間は過去から未来に延びるものに決まっている以上,
歴史だってそのように見えてもそれは当然なことである。
193BOCONON :2018/08/31(金)19:36:19 ID:7F0
そうでなければ歴史なんて不可能に決まっているではないか?
最近読んだ本によれば,古代のユダヤ人の言葉には過去形というのがないらしく,過去の
ことも現在のことも同じように感じ述べてあるらしい。あるいはよく言う様にインドには
歴史がないし,中国史というのも同じ事の繰り返しみた様なものである。まさか小林は別
にそんな特殊な時間感覚を持っているわけでもあるまい。
194BOCONON :2018/08/31(金)19:42:49 ID:7F0
まったく「俺はマルクス主義の歴史観,"歴史の必然" なんてものは虫が好かない」と言えば
済んだものを,粉飾だらけの駄弁で尤もらしくみせようとするから意味不明になってしまうの
である。
だが,それならマルクス主義というのはキリスト教の焼き直しに過ぎないのだから,小林は同
様にキリスト教の歴史観も批判せねばなるまい。
195BOCONON :2018/08/31(金)20:38:08 ID:7F0
人間がつかの間幸せを手に入れたとしても
神々の意思一つですぐに地に落ちる。
はかなき人間たちよ、お前たちは何者か?
人間の生など影が見る一瞬の夢だ。

               ――ピンダロス『ピュティア祝勝歌』第8
196BOCONON :2018/08/31(金)20:53:21 ID:7F0
われは酒店に一人の翁を見た。
先客の噂をたずねたら彼は言った――
「酒を飲め,みんな行ったきりで
  一人として帰っては来なかった」。

新春 雲はチューリップの面に涙,
さあ,早く杯に酒をついで飲まぬか。
いま君の目を楽します青草が
明日は君の亡骸からも生えるさ。

              ――オマル・ハイヤーム『ルバイヤット』

無常とはこういうことを言うのである。
197BOCONON :2018/09/01(土)10:45:35 ID:RRK
おお季節よ,おお城よ!
誰か心に傷のなき?
198BOCONON :2018/09/01(土)10:57:57 ID:RRK
「現代人には、鎌倉時代の何処かのなま女房ほどにも、無常という事がわかっていない。
常なるものを見失ったからである」だと? 大した結論もないからって,無意味なことを
持って回って飾った言い方で,しかも上から目線で言うんじゃない。無常なんてことが
分かってる俺は偉いと思うのか?
199BOCONON :2018/09/01(土)11:00:39 ID:RRK
そう思うのは勝手であるが,それならキリスト教の信者(キリスト者なんて
スカした言い方は謝絶致す)に言えばいいじゃないか。お前の妹の田河水泡
の嫁は信者だし「な~にが最後の審判=革命じゃ,な~にが黄金時代=プロ
レタリア独裁じゃ? お前らは無常という事がわかっちゃいねえ」とな。
200BOCONON :2018/09/03(月)19:33:27 ID:EHU
『モオツアルト』を読み返してみたら,これまた思った通り大したことは何も言っていない。
「モーツァルトは天才中の天才だ! いや,天才という言葉では足りない。もはや神がかって
いる。彼の音楽を聴いていると "天使のようだ…" とでも言うしかなくなる」と云ったような
もので,そんなことはモーツァルトが好きな人間なら誰でも言えることである。何も教えられ
ることはない。
201BOCONON :2018/09/03(月)19:41:25 ID:EHU
モーツァルトでなくとも小林の文章など読んでもそれで芸術の理解が深くなるなんてことは
ない。既に評価の定まった作品を,上記のような他人の褌を借りるようなやり方で持ち上げ
たり,持って回って無意味に飾った言い方で賛美するだけだから。そして例えば「漱石の小説
など鼻持ちならない挫折エリートのつまらぬ自意識の産物に過ぎぬ」と云ったような正直な事
は言わないから。
202BOCONON :2018/09/03(月)19:47:10 ID:EHU
ちなみに「天使のようだ」というのはナチスの将校たちの言である。どういう訳かは知らないが
ユダヤ人にはヴァイオリンの上手い人が多いので,ユダヤ人収容所でナチスの連中は楽器の出来る
囚人を集めてモーツァルトなど演奏させ,聴き入って「天使のようだ」と言いつつ涙を流したそうな。
「疾走する悲しみ」なんて気障な言い方も似たようなもので,胸糞悪いことである。
203BOCONON :2018/09/04(火)14:50:20 ID:4h1
『近代絵画』もピカソの章の出来が良くないのはいつもの手が使えないせいである。
権威ある人の言を借りることも,持って回った言い方で無内容な話を粉飾するという
手も使えないからである。と言って「あんなものは嫌いじゃ,大したもんじゃない」と
正直に言うとバカにされる惧れありだから「わたしは最新式の絵も好きである」などと
若ぶって細いジーパン穿いてるジジイのような事しか言えないのである。
204BOCONON :2018/09/04(火)14:55:12 ID:4h1
「ピカソが天才だなどと思う奴は岡本太郎と同じくらいバカだ。な~にがキュビスムだよ。
いろんな視点から見えたものを一枚の絵に描き込んだから何だってんだよ,え? アフリカ
絵画の影響? 縄文土器の影響? そんなものは元ネタの方が面白いじゃないかよ。"座ること
を拒否する椅子" ってなんだよ,子供がふざけてんじゃねえんだからよぉ」とでも言うんだっ
たら僕も見直してやっても良かったのに。
205BOCONON :2018/09/07(金)22:45:12 ID:vVS
話のついでに『モオツアルト』について少しく詳しく見てみよう。
と言っても,例によって最初っから他人の褌で相撲を取ろうとするのだからうんざりする。
エッケルマンが書いていたたゲーテのモーツァルト観,つまりはモーツァルトの音楽という
のは「悪魔が人間どもをからかうために発明した音楽だというのである」。で,これまた例
によってそれは一体どういう意味かはちっとも説明されない。
206BOCONON :2018/09/08(土)08:37:38 ID:jOb
たぶん小林は自分でもあまりよくわからないで書いているのだろう。「悪魔が…」などと
言ったところで,キリスト教を信じていない者にはホラー映画のネタ以上のものには感
じようもないからである。だから小林は「ここでモーツァルトの音楽を聞く毎に,悪魔の
罠を感じて心乱れた異様な老人を想像してみるのは悪くあるまい」などとすっ呆けたこと
を書く。
207BOCONON :2018/09/08(土)08:48:13 ID:jOb
「『ファウスト』の第二部を苦吟していたこの八十歳の大意識家が、どんな悩みを人知れず
抱いていたか知れたものではあるまい」だとさ。あのー,つまりそれは小林先生にもゲーテ
が本当のところ何を考えていたのかはわからない,ということですよね? それならなぜ引用
してわざわざ話をややこしくするのか,僕にはわかりませんね。
208BOCONON :2018/09/08(土)08:57:43 ID:jOb
即ち小林は「モーツァルトって天使のような美少年だわー,見た目も音楽も」などと思いがち
な頭の悪い女(或いは男)と大して違ったことを言っているわけではない。ただゲーテの名前
出して無内容な話を粉飾しているだけの話である。まあ僕も何か人間が作ったとも思えない感
じのするモーツァルトの音楽を聴くと「神でなければ悪魔が人間をおちょくるために作った音
00楽」とでも言うしかあるまいという気もする。
209BOCONON :2018/09/08(土)09:07:04 ID:jOb
だがそれは例えばブルックナーのような「近所で火事などがあると死人が出ているようなもの
でも好奇心いっぱいで見物に行く」とか「60歳にもなって16歳の娘に恋してその親に結婚を申
し込んで困らせる」と云った「馬鹿を通り越して変質者じみた男になんで『第八』とかあんな
神がかった音楽が書けたのだろう?」と言うのと同じで結局のところ誰にも大したことなど言
えはせぬのである。
210BOCONON :2018/09/09(日)07:33:37 ID:G4o
次はモーツァルトの話なのに急にベートーヴェンの話題になってここでもトルストイが
『クロイルツェル・ソナタ』を書いてベートーヴェンの音楽に復讐しただの,メンデル
スゾーンが『運命』をゲーテにピアノで弾いて聞かせたらゲーテはぶつぶつ言っていた
だの,ニーチェはワグナーの音楽のうちにワグネリアンの退廃を聴き分けただの,引用
だらけ/粉飾だらけである。そんな事はいいからさっさと自分の出した結論を言え,鬱陶
しい奴だ。
211BOCONON :2018/09/10(月)20:46:23 ID:4K6
ベートホーフェン(と言はないと独逸人には通じない…と僕も無意味なひけらかしをして
みる)の音楽について,小林自身の結論めいたものはこうだ。「天才の独断により,ゲエテ
は壮年期のベエトオヴェンの音楽に異常な自己主張の危険,人間的な余りに人間的な演劇
を聞き分けなかったであろうか」。
212BOCONON :2018/09/10(月)20:52:40 ID:4K6
何だ,そんな事が言いたかったのか。もともとベイトーヴン(英語)があまり好きではなかった
僕からすれば,そんな事は当たり前である。否,別段クラシック音楽など聴かない人であっても
例えば『運命』の(古いタイプの演奏で)冒頭を聴いただけでも大抵「何だこの仰々しく押しつけ
がましい音楽は?」と,圧倒されつつもいくらかコッケイに思うに決まっているのだ。だからよく
CM等で冗談音楽のように使われたりするのである。
213BOCONON :2018/09/10(月)21:05:38 ID:4K6
小林がゲーテがベートーヴェンの音楽に「妙な言い方をするようだが,聞いてはいけない
ものまで聞いてしまった様に思える」というのも,だから当たり前みたいなものだ。音楽
史は明らかにモーツァルトで一旦頂点に達し,ベートーヴェンはそこから――もしかしたら
踏み出してはいけなかったのかも知れない方向に,即ちロマン主義の方に――歩き出したの
だから。
214BOCONON :2018/09/10(月)21:14:11 ID:4K6
しかしそんな事がモーツァルトの音楽の話とどうつながるのかはまったく不明である。
『モーツァルト』1の最後,だから小林は苦し紛れに書く。「或る日この作者(凹注:
モーツァルトのこと)がゲエテの耳元で何事かを囁いたと見る間に,それは凡そ音楽
史的な意味を剥奪された巨大な音と変じ,彼の五体に鳴り渡る。死の国に還るヘレナを
送る音楽を彼は聞いたであろうか。彼の深奥にある或る苦い思想が ...」云々。
215BOCONON :2018/09/11(火)12:05:41 ID:qGW
「何事かを」って何だよ? 「彼は聞いたであろうか」って自分で言い出したんだろうが。
「彼の深奥にある或る苦がい思想」ってなんでオマエがそんなものの存在を知ってるんだ?
・・・と云ったわけで,例によってこんなものは何ら具体性もない舞文曲筆に過ぎない。即ち
単なるナンセンスである。違うと言うのなら小林かぶれはこれが一体何を意味するのか言って
みせるがいい。小林自身が「無論これは僕の空想だ」「沢山な事が書けそうな気がするが、又
何も書けそうもない気もする」などと意味不明な逃げを打っているようなものが理解できるの
か否か言ってみせるがいい。
216BOCONON :2018/09/13(木)10:35:59 ID:kTH
「僕の乱脈な放浪時代の或る冬の夜、大阪の道頓堀をうろついていた時、突然このト短調
シンフォニイの有名なテエマが頭の中で鳴ったのである。「街の雑踏の中を歩く静まり返っ
た僕の頭の中で誰かがはっきりと演奏した様に鳴った」というのは有名な一節らしいが,無
論こんな事は小林自身が言う通りのことである。
217BOCONON :2018/09/13(木)11:01:28 ID:kTH
小林は意味ありげに「自分のこんな病的な感覚に意味があるなどと言うのではない」と
言うが,その通りである。僕など気がつくといつも頭の中で音楽が鳴っていてうるさい
くらいだ。一時期マインドエンプティネス的なものに凝っていた時期には,池袋駅前
を歩いていた時,まるで耳元で鳴ったようにはっきり『フルートとハープのための協
奏曲』が聞こえてびっくりしたこともあった。
218BOCONON :2018/09/13(木)11:16:09 ID:kTH
でも家に帰ってグラーフ/ホリガー独奏のCDを聴き返してみたが,別に面白くはなかった。
何しろ若い頃一ケ月以上も毎日聴いていた曲だから,正直もう飽きているのだ。まあ音楽
が好きでいるとこんな風に無意識の部分が働いて少し奇妙な感覚を覚えることはあるが,精
神分析などでは何と説明するのかは知らないし,別に知りたくもない。多分意味などない。
小林がまたも勿体つけるのに利用しただけの話である。
219BOCONON :2018/09/15(土)14:31:42 ID:f6s
次,モーツァルトの肖像画も小林が「他人をダシにしてテメエの勝手な妄想を語る」と
いういつものやり口が丸出しだ。

僕はその頃モオツアルトの未完成の肖像画の写真を一枚持っていて(小林はいささか "読
点過剰症候群" 気味で,ベレかぶった戦場カメラマン氏の口調のようで鬱陶しくて仕方が
ないから適宜略す)大事にしていた。(中略)何か恐ろしく不幸な感情が現れている奇妙
な絵であった。人間は人前でこんな顔が出来るものではない(以下略)。
220BOCONON :2018/09/15(土)14:32:16 ID:f6s
「肖像画の話も」でちた。
221BOCONON :2018/09/15(土)14:36:48 ID:f6s
この肖像画の写真というのはあちこちで見かけるから,見たことのある人は多いに違いない。
だがこれが実は絵の一部分だけを写しただけの写真であることまで知っている人は多分多くは
ない。未完の絵には違いないのだが,全体を見るとこれはモーツァルトがピアノに向かってい
る姿を描いたものなのである。
222BOCONON :2018/09/15(土)14:45:50 ID:f6s
だから,モーツァルトの顔が何か形用しづらい表情を浮かべていてもそれは当たり前と
いうもんである。別にモーツァルトでなくたって,楽器が出来る人が演奏や作曲に没頭
している時の顔というのは,どこを見ているのかわからないような不思議な顔をしている
ものだ ...
223BOCONON :2018/09/15(土)14:51:14 ID:f6s
たぶん僕が昔暇に任せて電子ピアノを習っていた頃,それに向かって練習曲
をさらっていた時の顔も,顔だけ写真に撮ったら何を考えているのやら分から
ないような奇妙な表情だったに違いない。
かくしてまたも小林は「他人の作品をダシにして....」うんぬんと言うよりは,
「無意味な事を勿体つけて言っている」のに過ぎないのであった。
224BOCONON :2018/09/16(日)12:03:35 ID:HBG
「3」もよしゃいいのにまた引用引用で格好をつけようとして大失敗した例である。
「ヤアンによって保障された手紙」って,誰だよヤーンて? こんなひたすら「モー
ツァルトは天才だから何も考えなくても頭から後から後からすばらしい音楽が流れ
出てきて仕方がなかったのだ」というばかりの偽造書簡なんぞをありがたがってど
うするのだ。それは寧ろ次第に聴衆の好みから離れて行くばかりだった彼の音楽を
馬鹿にしていると言うべきである。
225BOCONON :2018/09/23(日)19:59:17 ID:AZj
・・・どうも何だか飽きてきたな。改めて小林の文章を読み返してみていると,そのつまら
なさや薄っぺらさに辟易するばかりである。
226BOCONON :2018/09/23(日)20:05:38 ID:AZj
次は何だ? 浪漫主義の音楽は言葉に頼り過ぎだって? そりゃそうだろ,西洋の芸術音楽が
王侯貴族や教会,教養ある聴衆のために書かれるものでなくなってゆき,ベートーヴェン以来
「自分を表現したい」=自己表現したい者が書くものになってゆけば,それが音でなければな
らない理由なんぞなくなる一方なのは当然である。
227BOCONON :2018/09/23(日)20:13:12 ID:AZj
別に音楽に限らない。最近では音楽も美術も文学も「なんでそんな作品が作られなければ
ならなかったのか,作者や評論家の言う理屈を聞けばよくわかるが,分かったとて別に面
白くはない」と云った作品だらけである。小林がストラヴインスキーの古典主義回帰に疑
問を呈していられたような時代はまだ長閑なものだったのだ。
228BOCONON :2018/09/23(日)20:15:41 ID:AZj
今となっては,例えば誰かが『アランフェス協奏曲』みたいな曲を書いたって通俗音楽と
しか見られやすまい。だが,相変わらずドイツなどでは芸術家は新しい事をやらなければ
評価されないのだとか。そしてその新しい芸術に誇りを持っているのだとか。
やれやれもう勝手にしてくれ。

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